シリア全土において、シリア政府と反政府勢力の間で停戦合意・・アメリカは政治的敗北
2016年 12月 31日
シリア全土において、シリア政府と反政府勢力の間で停戦合意です。
(ISIS,ヌスラ戦線は対象外です)。
結局は、アサド政権打倒を図ってきたアメリカの敗北です。現実にテロリストを排除するには、アサド政権打倒にこだわっている場合ではなかったのです。
シリアの軍と義勇軍の統合本部がシリア全土で停戦合意を締結したと発表しました。
シリアの国営通信によりますと、シリアの統合本部は29日木曜、声明を発表し、30日金曜の夜中からシリア全土におけるすべての軍事行動が停止されるとして、テロ組織のISISと旧ヌスラ戦線、その付属組織は停戦の例外だとしました。
また、この停戦の目的は、シリア危機の解決に向けた政治的プロセスの下地を整えることだと強調しました。
ロシアのプーチン大統領も、シリア反体制派とシリア政府の代表は、停戦に合意し、ロシアはシリアの停戦の監視を担うという旨の文書に署名したとしました。
シリア反体制派も、この合意に署名しました。
この合意は、戦略的な都市アレッポが今月13日にテロリストの占領から解放された中で実現しました。
アレッポの解放は、テロリストとその支持者にとっては大きな敗北であり、これによってシリアの政治的なバランスは変化しました。
by hiroseto2004
| 2016-12-31 15:09
| 国際情勢
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