【備忘録】「田舎政治・お坊ちゃま」トランプ・安倍vs「フツーのエリート・ポストモダニズム」クリントン・旧民主党
2017年 01月 23日
トランプ・安倍の共通点
お坊ちゃま
トランプ=大富豪の二代目
安倍=超大物政治家の三代目
田舎的な政治
トランプ=重厚長大重視、地方の白人層重視
安倍=重厚長大重視、地方のお金持ち重視
クリントン・旧民主党の共通点
「フツーのエリート」が多い
ヒラリー・クリントン=中の上くらいの家庭から猛勉強して弁護士→政治家に。
日本の民主党=中の上くらいの家庭→東大・京大・早慶クラス卒業→官僚・弁護士・ジャーナリスト・松下政経塾・大学教員。(かつては自民党にもこの手の人が多かったが、自民党が世襲議員が多くなったため、「フツーのエリート」が民主党から出る傾向が強まった。)
多様性の尊重には敏感な一方で、経済格差の拡大には案外鈍感な場合も多かった(特に、2006年に小沢代表に代わる前)。
2016年アメリカ大統領選挙
「フツーのエリート・クリントン」に、「エスタブリシュメント」のレッテルを貼った「お坊ちゃま・田舎的政治・トランプ」の作戦勝ち
2012年日本衆院選
「フツーのエリート集団・民主党」に対して、「反TPP・脱原発依存」で「庶民の味方ぽいイメージを装い」つつ「日本を取り戻す」と叫んで、圧勝した「お坊ちゃま・田舎的政治・安倍」率いる自民党。
フツーのエリート集団の弱点=金や組織を外部に頼らざるを得ない→一般市民・労働者の政治参加が少ない場合には、大手企業や、大きな組織に死命を握られてしまう。
フツーのエリート集団の強い点=一般市民・労働者がきちんと政治参加した場合には、それなりに良い政治へ向かう可能性もある。
お坊ちゃま・田舎的政治集団の強い点=代々受け継いだ金や地盤、看板がある。少々変でも、絶対支持してくれる
層がある。→自分の信念に基づいた政治が出来る
お坊ちゃま・田舎的政治集団の弱点
・絶対的な支持層があるために、我田引水的になったり、独善的に暴走したりする危険。
・勉強しないでも、地位に就けるため、個人的能力に疑問符がつく場合もある。
それなりの能力がある人間に、いかに、一般庶民が、自分たちのためになる政策を実行させるか?
が永遠の課題ではないか?
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by hiroseto2004
| 2017-01-23 18:08
| 思想・哲学
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