国連も「サウジがイエメンで戦争犯罪」と報告
2017年 02月 01日
国連が、イエメンに対するサウジアラビアの攻撃を戦争犯罪だとしました。
ロシア・アルヨウムによりますと、国連は報告の中で、2016年3月から10月までの間に、サウジアラビアの10回の空爆で、イエメンの民間人300人が死亡したことを明らかにしました。
この報告はさらに、国際法の違反に関し、サウジアラビアの侵略者に対して警告を発しました。
以前にも国連のパン前事務総長がこれについて、「民間人への意図的なあらゆる攻撃は受け入れられず、イエメンへのサウジアラビアの攻撃について、中立の調査を直ちに実施し、その関係者を裁くべきだ」と語りました。
サウジアラビアは2015年からアメリカや一部のアラブ諸国の支援を受け、イエメンを攻撃し、ハーディ元大統領の復権を狙っています。
サウジアラビアのイエメン攻撃でおよそ1万1000人が死亡、少なくとも300万人が難民となりました。これに加えて、病院や学校などインフラ施設に多くの被害が出ています。
サウジアラビア軍の戦闘機が、イエメン南部タイズを攻撃し、これにより、イエメン人女性4人が死亡しました。
IRIB通信によりますと、サウジアラビアの戦闘機は、27日金曜、タイズ州西部を爆撃し、これにより、民間人4人が死亡、多数が負傷しました。
サウジの戦闘機はまた、タイズ州の住宅地ワゼイーヤを爆撃し、この中で、女性と子供を含む多くの人々が死傷しました。
サウジアラビア軍の戦闘機はさらに、イエメン西部ハッジャ州や北部マフウィ-ト州の2つの重要な橋梁を破壊しました。
サウジの戦闘機はさらに、27日、イエメン西部フダイダ州各地も爆撃しました。
サウジアラビアは、2015年3月から、アメリカの支援を得て、イエメンのハーディ前大統領を政権に復権させるために、イエメンを攻撃し、これにより、現在まで、およそ1万1000人が死亡しています。