大阪維新バカ受け/愛国詐欺・・・教職員組合も「日の丸を引き下ろしつつ体罰」は反省した方が良い
2017年 02月 21日
1992年、兵庫県の高塚高校で校門圧死事件がありました。
現場の悲惨な状況をTVで拝見するとともに、兵庫県の日教組が、長年、体罰推進だった(事件を契機に反省しましたが)とそのとき聞いてショックを受けたのを覚えています。
当時、高校生だった本社社主は、事件に憤り、以下のようなマンガを書いたのを覚えています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生徒:海東先生、何をしておられるのですか?
先生:日の丸を外すの!
生徒:そんなことをしたら・・。
先生:貴様、教師に口答えするのか!?
(先生、生徒に平手打ち)
先生:うるさい!これは焼き捨てるぞ!
生徒:う・・ちきしょう、覚えてやがれ、先公!!
卒業後、生徒は右翼思想を抱き先生に報復する機会をうかがう。バールを購入。
ある日のこと、海東先生の帰宅途中を待ち伏せ。
生徒:国賊海東久男!天誅を加える!(バールで殴りりつける)
海東先生:ぎょえー?!
生徒:この野郎!国旗を侮辱するとは!?
(とどめを刺す)
生徒:ふははは。先生が所属する革マル派と対立する革労協による内ゲバ事件に見せかけておけば、完璧だ。(青いヘルメットをわざと現場に転がしておく)
翌日の新聞
「革マル派の小学校教諭惨殺!内ゲバか?」
**日午前三時半頃、**市**町*丁目の路上で**小学校教諭・海東久男さん(58)が血を流して死んでいるのを近所の人が発見、警察に届けた。警察では、海東さんが日教組の役員で革マル派の活動家だったことや現場の状況から、同派と対立する革労協による内ゲバ事件と見て調べている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教師が右翼思想を抱いた生徒(卒業生)に惨殺されたという話は寡聞にして聞きません。
しかし、「政治的には惨殺」されているのではないでしょうか?
幼少時代に、日教組(当時は全教も日教組反主流派)所属の教師に体罰を食らい、教師を恨んでいる人たちが、反安保法とか脱原発とか格差是正では考え方は共産党や社民党とあまり変わらないのに、大阪維新/松井一郎大阪府知事を持ち上げたり、投票したりするというのはよく見かけます。
やはり、教職員組合は、反省・総括をした方が良いと思います。
もちろん、わたしも、教員にはよくぶん殴られたが、それでも、だからといって野党を支援しないというケツの穴が狭いことは言いません。
だけど、反省はして頂かないと、いつまで経っても「日教組叩き」を売りにして、票にする連中がはびこるのではないかと思うのですよ。
教師にも過労死が広がる今こそ、労働運動としての教職員組合はいまこそ、大いに頑張っていただきたいのです。
しかし、「日の丸を引き下ろしつつ体罰」というのは矛盾しすぎているので、そこは反省して頂きたいのです。
そういう思いで、25年前にマンガを書いたのです。
もちろん、今後は安倍晋三政権や松井一郎大阪府知事により森友学園的な教育が主流になればわかりません。
20年くらいしたら、今度は、右派が体罰について恨まれる対象になって、左翼政党が教員叩きでバカ受けするようになったりするかもしれませんが・・。それはそれで、嫌ですね。
やはり、学校という場を「市民社会の常識」が通用する場にすると言うことが必要ではないかと痛感するのです。
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。
ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by hiroseto2004
| 2017-02-21 13:26
| 思想・哲学
|
Trackback