「先憂後楽」と正反対のアベお仲間政治/「グレーゾーン残業」導入で良いのか?
2017年 03月 17日
本社社主・さとうしゅういちは、3月16日(木)午後、広島市安佐南区古市橋駅前で街頭演説を実施しました。
第一に安倍内閣の閣僚(安倍総理自身と判明)が森友学園(籠池のおっさん)にお金を渡したとされる問題を取り上げました。
「エライ人がエライ人に都合の良い教育をする学校にお金を渡して援助し、国有地の払い下げという便宜まで図った事件ではないのか?」
と指摘。
その上で、加計学園が国家戦略特区の名目で、獣医学部を開校することができるようになり、36億円もの土地を今治市から譲り受けたり、64億円もの補助金をもらっている問題に言及。
「総理とそのお仲間ばかりが真っ先に公の土地や金を使って良い思いをする。他方で、原発事故の自主避難者は平気で切り捨てる。」
「庶民より先に物事を憂え、楽しむときはあとから、という「先憂後楽」の政治家が本来あるべき姿とは逆になっている。」
などと斬りました。
そして
「一方で、庶民に対しては既に国会決議で失効している教育勅語を引っ張り出して、お説教ばかりする。このようなアベコベな政治はただちに止めさせなければならない。」
とボルテージを上げました。
後半では「働き方改革」に言及。
「罰則付き残業時間の上限を100時間未満とする方向で総理はまとめたがいかがなものか?」
「そもそも、残業時間は、(いわゆる36協定で基本は)45時間までしか認められない(繁忙期でも80時間まで)。
罰則付き残業時間上限を100時間未満とすると言うが、(45時間から100時間ないし、80時間から100時間という)グレーゾーンをもうけるだけではないのか?」
と指摘。
「過労死だけでなく、過労運転による交通事故も広島県内でも起きている。過労死も悲惨な事故も防ぐためにも、そもそも、原則認められた残業時間以上させないよう、経営者に法令を遵守させることが大事だ。そのための労基行政の強化は必要だ。」
「さらに、各企業には、まずは、法令遵守へ努力していただき、できない経営者にはご退場願うしかない。」
とし、グレーゾーン残業導入よりも労基行政の強化を訴えました。
そして、高橋まつりさんの母の「繁忙期だからといって命を落として良いのか?」という今回の合意への批判の声を引用しました。
お知らせ
治安維持法復活!? 「共謀罪」を葬り去ろう
ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会
3月19日(日)定例街宣と学習講座
ストップ!戦争法ヒロシマ実行委員会は、3月19日(日)午後2時から「19の日」行動として街頭宣伝を行います。場所は、本通電停青山前と八丁堀福屋前で、今回は1000人委員会が本通り電停前、県9条ネット、秘密法廃止ネットが八丁堀を担当します。
街宣に引き続き、3時30分から5時まで、広島弁護士会館で「『共謀罪』って何だ!緊急学習講座」を開く。講師は広島弁護士会刑事法制委員会委員・足立修一弁護士。広島弁護士会館は広島市中区八丁堀2-73 (RCCの東側)。入場無料。
by hiroseto2004
| 2017-03-17 14:28
| 活動報告
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