官僚、「所管していないので答えるのは難しい」と逃げ回る 昭恵皇后8000万円口利き疑惑
2017年 03月 23日
民進党の大塚耕平さんが昨日、取り上げました。
・新年度予算案に計上している無償資金協力費約1630億円の使途は予算成立後に決定するとし、同法人も支援対象に当たるとして同事業に支出する可能性を否定しなかった。
・「所管していないので答えるのは難しい」(文部科学省)
・「所管しているわけではないので答えられない」(外務省)
・「これ以上の把握の必要はない」(内閣官房)
何もやましいことがなければ、「ない」と回答すればいいわけです。
ますます、口利き疑惑が深まりましたね。
野党側も、一連の「皇后」による口利き疑惑を国政調査権の行使をしていくべきでしょう。
参院財政金融委員会で22日、安倍晋三首相の妻昭恵氏と外務省に関連するとみられる事業の予算との関係についてインターネット上で話題になっている動画をめぐるやりとりがあった。民進党の大塚耕平氏が質問した。
動画は京都大の松井三郎名誉教授の2月11日のシンポジウムでの発言の模様を撮影したもので、主催者がアップしたとみられる。それによると、松井氏はアフリカ・ケニアにエコトイレを設置する事業への支援をめぐって発言。「外務省の役人がなかなか理解してくれなくて安倍夫人の所へ行きました、首相官邸の。安倍夫人が会って(話を)聞いてくれました。その晩に首相と話をして今年予算つきました。8千万もらいました」などと述べた。
松井氏が理事を務める公益社団法人「日本国際民間協力会」は3月21日、「誤解による発言で、特定事業に関連して外務省から8千万円の援助を受けた事実はない」と発言を訂正した。
22日の財金委では、大塚氏が事実関係について質問。外務省の担当者は答弁で「ケニアにおける新規案件に今年8千万円の予算を付けた事実はない」と否定した。同省はさらに同法人のケニアでの衛生改善事業に昨年約6100万円を無償資金協力で支出したが、「本年以降の新規案件の申請はない。外務省として支出に関する検討はしていない」と説明した。
一方、新年度予算案に計上している無償資金協力費約1630億円の使途は予算成立後に決定するとし、同法人も支援対象に当たるとして同事業に支出する可能性を否定しなかった。
大塚氏は「発言は1630億円から8千万円を支出する意味ではないのか」「箇所付けが既に進んでいるのではないか」と松井氏への事実確認を求めたが、「所管していないので答えるのは難しい」(文部科学省)、「所管しているわけではないので答えられない」(外務省)、「これ以上の把握の必要はない」(内閣官房)と調査を拒んだ。