フィリピンで反米デモ、内政干渉非難
2017年 04月 29日
ドゥテルテ大統領が、アメリカに対して強気に出られるのも、こうした国内の大衆運動があるからですね。
ASEAN・東南アジア諸国連合の首脳会議がフィリピン・マニラで行われるのと同時に、フィリピンの人々がアメリカ大使館の前に集まり、安全保障政策に関するアメリカの干渉を非難しました。
イルナー通信によりますと、抗議者は反米スローガンを唱え、アメリカ政府の内政と安全保障問題に対する干渉をやめるよう求めました。
フィリピン警察は、厳戒態勢を敷き、抗議者がアメリカ大使館に近づくのを阻止しました。
アメリカとフィリピンは、2014年のオバマ前大統領のフィリピン訪問時、10年間の軍事協定を締結しました。
この軍事協定は、フィリピンの様々なグループの抗議に直面しています。
現在、フィリピンのドゥテルテ大統領も、アメリカの安全保障上の影響力を削減するよう努めています。
ASEAN首脳会議は、29日土曜に開幕しました。
この会議は、28日金曜夜、マニラで爆発事件が発生し、14名が負傷し、その後、ASEAN首脳会議の会場の安全措置が強化された中で始まりました。
ASEAN外相会議も、28日、声明の中で、朝鮮半島の危機と北朝鮮の核・ミサイル実験への深刻な懸念を表明し、関係国すべてに自制を保ち、緊張につながる行動を控えるよう呼びかけました。
また、この会議では、朝鮮半島の核問題解決のための6カ国協議の開催が求められました。
この首脳会合の終了に際して、北朝鮮の核・ミサイル実験を批判する声明が読み上げられることが見込まれています。
by hiroseto2004
| 2017-04-29 21:40
| 国際情勢
|
Trackback