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by hiroseto2004

小池ファースト=マリーヌ・ルペン=立憲民政党(永井柳太郎)・・都市型リベラルと超タカ派のサンドイッチ

小池百合子東京都知事の「都民ファースト」が今の世界で一番似ているのはフランス大統領選挙の「マリーヌ・ルペン」候補でしょう。

ルペン候補は、父ルペンのような、粗暴な言動を、表に出すことは控えています。

むしろ、女性の社会進出や同性婚容認など、「西欧近代」が既に獲得した「内部向け」の「多様性の尊重」は、これを維持する。(これはトランプも一緒ですが)労働者の味方の振りもする。
他方で、「西欧近代」の価値観を共有できない、イスラム教徒などには厳しく対応する。
トランプが国内向けの多様性の尊重まで踏みにじっているのとは、対照的です。
「(格差や貧困には冷淡だが)多様性を尊重する」グローバルインテリ層の警戒感を緩めつつ、ポストモダンの格差拡大に不満を持つ労働者層にも浸透。さらに、旧来の「反移民・反難民」の支持層もさらっと固める。
非常に巧妙な戦術です。

小池百合子知事も同様です。石原慎太郎知事みたいな露骨な障がい者差別、女性差別はしない。「東京都民」内部の「多様性」は尊重する。ただし、外国人、特にアジア系外国人には厳しくあたり、さらっと、従来のマニアックなネトウヨ層も固める。
都民ファーストの構成を見ても明らかです。

「明治憲法復活」を叫んで、橋下徹さんにさえ「マニアック」と切捨てられた野田数元都議を代表に、一定程度多様性尊重の政党だった民進党。ジェンダー平等のチャンピオンだったはずの生活者ネット、低所得者層に強い公明党を取り込む。橋下さんみたいにことさらに公務員を叩くことはしないので連合も取り込む。

ルペンにも似ています。

戦前の日本で言えば、小池ファーストは都市型リベラル(多様性は尊重+一定の社会政策+新自由主義)+親軍的タカ派(治安維持法は民政党の前身の憲政会の加藤高明内閣)のサンドイッチだった立憲民政党(永井柳太郎)が近いでしょう。

安倍自民党は、どちらかといえば、戦前で言えば立憲政友会に近いでしょう。田舎のお金持ちと経団連が基盤である。要は古手の上流の既得権益護持です。軍人出身で山東出兵などをしつつも、不戦条約を締結するなど対英米協調姿勢も見せた田中義一が近いでしょう。

これに対して、「個人を尊重しつつ」「格差を縮小する」政治勢力がいまこそ、対抗しなければならないところです。

フランスにおいては「反緊縮・反格差」のメランションがルペンに対する「刺客」として機能し、存外ルペンが伸び悩んだことを教訓としなければならないでしょう。

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by hiroseto2004 | 2017-05-07 13:16 | 思想・哲学 | Trackback