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by hiroseto2004
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【他紙報道】<自民・二階氏>「日中首脳、相互訪問を」習氏と会談

二階さんが中国での国際会議に参加したのは党派を超えて妥当な判断だったと思いますね。もちろん、様子を見てくると言うのも大事な作業です。

【北京・水脇友輔】自民党の二階俊博幹事長は16日午前、中国の習近平国家主席と北京の釣魚台迎賓館で会談した。習氏は冒頭で「歴史をかがみに未来に向かう精神に基づき、両国関係を発展させていきたい」と表明。二階氏は安倍晋三首相からの親書を手渡し、適切な時期に日中首脳が相互訪問するよう要請した。

 両氏の会談は2015年5月以来。二階氏は、中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」に関する国際首脳会議に出席したことを踏まえ「こうした関係で中国と日本が協力し合うことによって、何でもできるのではないか」と習氏に伝えた。

 習氏は今年が日中国交正常化45周年に当たるとしたうえで「両国関係は新たなチャンスに直面している。チャレンジにも対応しなければならない」と述べた。中国要人の訪日によって日中友好が進むことへの期待も示した。

 二階氏は、一帯一路の会議開催中の14日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを非難し、「中国と連携、協力して取り組みたい」と述べた。習氏から北朝鮮問題への具体的な言及はなかったという。

ちなみにイランの反応は以下です。






現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」国際会議は、イランをはじめとする100カ国以上の代表が出席する中、北京で2日間の話し合いを行った後、声明を発表して閉幕しました。

この声明では、すべての国にこの大計画への参加が呼びかけられ、それが歓迎されています。また、航空宇宙、港湾や道路の建設、陸、海、鉄道計画の実施、その他の分野での協力が求められています。

中国は、この2度目の会議は2年後に開催されると発表しています。このことは、この会議とその結果に対する中国政府の満足を示しています。

中国は、世界の東と西の文化的、商業的なつながりを築いていた、シルクロードという長い歴史を持つ最大のルートをモデルにし、地域や世界の協力を強化すると共に、世界の平和と安定を促すための計画を実施しようとしています。このことから、中国の政府関係者は、現代版シルクロード経済圏構想の目的のひとつとして、テロや過激派、国境を超えた犯罪の根絶に向けた努力を挙げています。

経済分野に関しても、中国は、現代版シルクロードの実現により、アジア、中東、アフリカ、西ヨーロッパ、中南米の市場にアクセスし、アメリカの中国封じ込め政策によって行き詰まりに陥るのを回避しようとしています。

中国は、今回の国際会議の開催により、アメリカに対して力を誇示し、世界最大規模の計画の実施に向けた管理力を示しました。こうした中、この大計画の実施は、多くの問題にも直面しています。インドは、現代版シルクロード経済圏構想に反対しています。なぜなら、この計画の一部は、インドが領有権を主張する、パキスタンの占領下にあるカシミールを通過するからです。さらに日本も、この計画に反対しています。なぜなら、中国が、世界の権力ピラミッドのライバルとなることに反対しているからです。

また、この計画の実施には多くの費用が必要です。中国は、そのインフラの整備に145億ドルを割り当てていますが、長期的に見て、中国がこの費用すべてを確保できるかには疑いがあります。

中国は、この現代版シルクロードの計画を、およそ60にのぼる周辺国のすべてが共に勝者となる計画だとしています。しかし、実際に貿易関係が双方向のものとなり、現代版シルクロードのパートナー国の経済力の強化につながるためには、それがしっかりと実施される必要があります。この中で、古代のシルクロードにおいて重要な役割をはたしていたイランのような国は、現代においても、各地域の関係確立と商品のトランジットにおいて、重要な役割を果たすべきでしょう。そうでなければ、この計画に対する中国の政治家の楽観的な見方に希望を抱くことはできないのです。


by hiroseto2004 | 2017-05-16 18:08 | 国際情勢 | Trackback