読売新聞記者よ、日本の政治と野球をダメにしてきた自分の会社にやっとがく然としたか
2017年 05月 27日
日本の政治と野球をダメにしてきた自分の会社にやっとがく然としたか
前川喜平前次官の「出会い系バー通い」などという記事を出した読売新聞の記者が泣いたという。
今頃気づいたか。
日本の政治と野球をダメにしてきたのはあなたの会社ですよ。
「読売G民党ジャイアンツ」ですよ。
それがわかって就職したんでしょうに?
さんざんその端くれで高給をもらって来たんでしょ?
気づかないよりは良い。
しかし、泣くくらいならやれることはあるでしょ?
そんな読売記者に以下の前川喜平さんのインタビューを読んで頂きたい。
前川喜平はウソつきか? インタビューで答えた“総理と加計の関係”
※AERA 2017年6月5日 by 澤田晃宏 (更新 2017/5/27 07:00)
前川喜平(まえかわ・きへい)/東京大学法学部卒業後、1979年に文部省(現・
文部科学省)入省。2017年1月、天下り問題を受け事務次官を引責辞任した(撮影
/澤田晃宏)
もう何でもありだ。文書の存在を消すためには、手法は選ばない。暴走する官邸の内情
を、渦中のキーマンが本誌に語った。
* * *
「森友学園問題と同様、加計学園問題でも都合の悪い情報は、どんな手を使ってでもも
み消そうとする官邸サイドの暴走が止まらない。小説か映画のようなことが実際に起き
ている」
5月22日、元文部科学省官房審議官で、京都造形芸術大学教授の寺脇研さん(64)は、
本誌の取材にそう声を荒らげた。同日朝、読売新聞が社会面で「前川前次官 出会い系
バー通い」と報じていた。
記事では今年1月に文科省の天下り問題で引責辞任した前文科事務次官の前川喜平さん
(62)が、文科省在職中に新宿・歌舞伎町の出会い系バーに頻繁に出入りしていたこと
を報じていた。出会い系バーは売春の温床にもなっており、「教育行政のトップとして
不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ」と読売新聞は指摘している。
「朝日新聞が文書の存在を報道して以降、官邸周辺は文書を流出させたのは前川氏だと
考え、文書が本物かどうかを話させない、または話したとしてもその人物が信用に値し
ないと思わせるため、官邸寄りのメディアに情報をリークし、記事を書かせたのではな
いか」(寺脇さん)
●貧困問題が一番の問題
24日、渦中の前川さんが都内で本誌の取材に応じた。読売報道について尋ねると、
「すでに辞任し、一私人となった今、なぜあのような記事が出るのか不可解だ。記事を
読み、『加計学園のことは話すな。話すとひどいことになる。こうして実際に起こった
でしょ』と、私に対する威嚇と感じました」
前川さんは現在、自宅から離れて生活している。17日に朝日新聞が「総理のご意向」と
書かれた文書の存在を報じて以降、官邸の様子を知る文科省の後輩から「しばらく海外
に出て、逃げたほうがいいのではないか」と忠告も受けた。
前川さんは出会い系バーに足を運んでいたことを認め、通い始めたキッカケをこう話し
た。
「出会い系バーはテレビのドキュメンタリー番組で知った。経済的に困窮した女性が朝
まで居場所代わりに使ったり、そこで見つけた男性客に体を売ってお金を稼いだりして
いる実態は衝撃的だった。実際に生の声を聞きたくて足を運び始めた」
多いときは週に1度のペースで店に通い、女性たちの身の上話に耳を傾けた。女性たち
の多くが、両親の離婚や学校の中退を経験していることを知った。
「この状態を何とかしなければという思いは、仕事の姿勢にも影響した。高校無償化や
大学の給付型奨学金などに積極的に取り組んだ。私は貧困問題が日本の一番の問題だと
思っている」
前川さんは辞任後、二つの夜間中学校の先生、子どもの貧困・中退対策として土曜日に
学習支援を行う団体の先生として、三つのボランティア活動をしている。最近、子ども
たちに因数分解をわかりやすく教えるため、『とってもやさしい数学』という学習参考
書も買った。
●官邸が人事権を掌握
菅義偉官房長官が「怪文書みたいな文書」とする文書について、「報道に出た文書の出
どころはわからない」と前置きした上で、前川さんはこう話した。
「私が現職時代に担当課の職員から受け取った文書と、朝日新聞が報じた文書は同じも
の。日付や名前が入っていないことなどから怪文書呼ばわりされたが、あれは部下が上
司に説明するためのレク用の資料です。部下が目の前の幹部に見せながら説明する、そ
の場限りの資料。名前や日付が入ることはない。霞が関で働く人であれば、あれを怪文
書と言う人はいない。加計学園の獣医学部新設に関する文書は、非常に歪められた行政
の実態を示す文書だ」
森友学園の国有地売却問題、加計学園の獣医学部新設などで、官僚の忖度が注目されて
久しい。歪められた行政の実態とは、一体どういうことなのか。
「獣医学部新設の設置認可は文科大臣に与えられた権限だが、新設を認めてこなかった
のだから国民に新たなニーズを説明しなければならない。しかし、獣医学部新設が必要
という新たな根拠を示すよう再三、内閣府に求めたが、それを示すこともなく、ただ20
18年4月開学が大前提でスケジュールを作れという無理難題。内閣府の性急さ、強硬さ
は尋常ではなかった」
そのため、「何らかの政治的な判断が裏にあるとしか考えられなかった」と前川さんは
言う。
「役人は普通『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』なん
て言葉は使わない。安倍首相が本当に言ったのか。それとも、虎の威を借る狐なのか。
いずれにせよ、そうした言葉があると、意識せざるを得ない。さらには、加計学園の理
事長は安倍首相の親友。そこは想像しちゃいますよね。忖度というか、暗黙のプレッシ
ャーはありました」
おかしいと思っても、口に出せない空気が広がっている。安定した高い支持率を誇る安
倍政権が、内閣人事局を通じて、省庁幹部600人の人事権を握っている。民主党政権時
代に政治主導で具体化が進み、安倍政権発足後の14年に設置された組織だ。それこそが
「官邸の強さ」だと前川さんは言う。
「役所の人事は事務次官が原案を作り、それを大臣に了解をもらう。だけど、今は審議
官以上の幹部人事は大臣の一存では決められない。官邸の了解が必要になる。大臣が決
めたことでも、官邸から評価されない人物なら、人事が覆ることも多い」
さらには、役所の幹部官僚のみならず、審議会の委員の人事にまで官邸の目が及ぶ。
「かつては大臣が了解といえば大丈夫だったのですが、今は非常に細かく審査されます
。たとえば昨年のある審議会の委員を決めたとき、官邸からはね返された。理由を聞く
と、安保法案に反対する学者の会に入っていたというのが理由だった」
人事権を官邸が握っている以上、忖度が働く。冒頭の寺脇さんは「安倍総理が直接指令
を出しているとは考えられない」とし、こう続ける。
「問題は指令を受けていないのに、評価してもらおうと勝手に動く官僚がいることだ。
幹部官僚人事を官邸が握り、各省庁の幹部官僚が忖度し、内閣府の下請け状態になって
いる今、内閣制度は崩壊していると言える。各省の担当大臣が強いリーダーシップを持
たなければならない」
前川さんはこうした政府内の行政に加え、メディアに強い危機感を持つ。昨秋、警察庁
出身の杉田和博官房副長官から、突然、こう言われた。
「君は新宿の女性のいる店に行っているらしいじゃないか。注意したまえ」
なぜ、そんなことを知っているのか。だから今回の読売新聞の報道には再び驚いた。
「今、一番恐れているのは、マスコミも官邸側に遠慮し、報じるべきことを報じないこ
とだ。これは国民の知る権利の大きな危機と考えます」
●松野大臣も可哀想
25日、菅官房長官は記者会見で、前川さんが文書の存在を認めたとする朝日新聞の報道
に、「文科省が行った調査結果では、存在は確認できなかった」と改めて文書の存在を
否定した。
さらに、引責辞任した前川さんに対し、「責任者として自ら辞める意向をまったく示さ
ず、地位に恋々としがみついていた」と強く非難した。前川さんは本誌の取材に、「天
下りの問題で、単に処分を受けるだけではダメだと考え、今年の1月5日、私から大臣に
辞職をお願いした。官邸からクビにされたわけでもなく、逆恨みなどない」と話してい
る。官邸は人格攻撃をすることで、辞任させられた逆恨みから怪文書を作り、官邸に打
撃を与えようとしたというストーリーを作りたいのだろうか。
現在、前川さんがボランティアとして関わる地方の民間教育団体が取材に応じた。職員
は、
「新幹線に乗って、毎週来てくれます。夜間中学で高齢者の方が新聞を読む手伝いをし
たり、連休にもかかわらず憲法記念日には、資料を準備して憲法のお話をしてくれたり
しました」
感謝の気持ちを伝えた際、前川さんはこう言ったという。
「本当に人の役に立つ活動だから、参加できて本当にうれしい」
26日、前日の菅官房長官の記者会見を受け、前川さんは本誌に語った。
「あるものをないと言え、と文科省に迫るのはやめてほしい。松野大臣も関係する職員
も可哀想だ」
(編集部・澤田晃宏)
by hiroseto2004
| 2017-05-27 19:08
| 安倍ジャパン
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