証人喚問に応じるまで審議拒否だろう
2017年 05月 29日
証人喚問に応じるまで審議拒否だろう
野党は、与党が前川さんの証人喚問に応じるまで審議拒否、これが筋だろう。
今の民進党の姿勢のままでは、共謀罪は成立、疑惑もしりすぼみになりかねない。
憲法違反の疑いが濃い加計学園疑惑の安倍総理が、さらに憲法違反の疑いがある共謀罪を導入しろと言う時、すでにやらかした憲法違反の追及もせずに、「審議に応じます。」
今のこれが民進党である。あまりにも喧嘩が下手なのにも程がある。
お上品ぶる(皮肉ですよ)ポストモダン思想からまだ抜けていないのだろう。民進党自身の綱領の近代立憲主義を守りとおすという気迫はまだ薄い。
繰り返す。政府の疑惑追及で腐敗防止は野党の最低限の仕事だ。疑惑追及で総理の首を取りにいかない野党は、ネズミを取れない猫である。
ソーカル事件と安倍暴走ーーー無茶苦茶に弱いポストモダニスト
1990年代、ソーカルという男が変な記号だらけの意味不明の文書をポストモダニズムの雑誌に投稿したら論文として掲載されるという事件があった。
内容がいくらひどくても載せてしまう。ポストモダニストの問題点を世界に暴いたソーカル事件である。ソーカルもポストモダニストをおちょくるためにそんないたずらをした。
翻って現代日本。安倍総理が真面目に疑惑解明に向き合わなくても審議に応じてしまう民進党。民進党もまだまだポストモダニストに冒されている。
相手がどんなに不真面目でも相対化して真面目に取り合ってしまう(変な文書でも載せたり、変な法案でも真面目に取り合ってしまう)ポストモダニスト。相対化も限度というものがあろうに。大学教授同士ならポストモダニストの手法も通用するが、現実社会では、それは通用しない。ソーカルや安倍晋三にやられるだけである。
時にNOというべき時はNOと言う。そういう駆け引きも駆使する。そうしないと社会はポストモダンどころか近代立憲主義の水準すら守れず、前近代へ逆噴射だ。