「東條」安倍から「小磯」小池へ 「お友達」安倍から「真のグローバリスト・新自由主義」小池へ
2017年 07月 02日
安倍ジャパンは崩壊するであろう。
しかし、このままでは、小池ジャパンに変るだけである。
現代日本は、
対IS戦争という「戦時」である。
このことはどうしても共通認識にしておきたい。
それを前提とすると、安倍晋三は東條英機である。
小池百合子は小磯国昭である。
他方で、経済政策的に見れば
安倍晋三は、地方の土豪の代表であり、お友達重視である。
小池百合子は、公明党+大都市のグローバルインテリ+一部リベラルである。タカ派的な面と、大手金融企業中心・欧米中の大金持ち重視の国家戦略特区に前のめりなど、グローバリストで新自由主義、帝国主義的な部分、他方で、中間層以上の女性向けの社会政策を打ち出すなどする点は、戦前の立憲民政党の若手ホープ政治家・永井柳太郎をほうふつとさせるものがある。
安倍晋三は、どちらかというと、お友達を優遇する、ケインズ政策を打った、などの点は立憲政友会の田中義一によく似ている。
正直、小池百合子は、小磯国昭であって、「終戦」は無理である。
一部、上流階級女性向けのリベラルさは醸し出すだろうが、本当の意味での男女共同参画とはほど遠いだろう。
介護や教育の問題は深刻の一途だろう。
立憲野党(民進党や共産党、自由党、社民党など)が、きちんとここは踏ん張り、「個人の尊厳を重視した再分配政策」を打ち出すべきである。
まかり間違っても、小池知事に秋波を送ったり、逆に、小池や維新に対抗するために自民党と野合、というのはしてはいけない。
繰り返す。個人の尊厳を重視した再分配政策。大きな政府。社民主義政策である。
公務員については、「権力の暴走を止める」という仕組みの整備である。
「憲法の全体の奉仕者」としてきちんと仕事をする公務員にしいていく、ということである。
そういう仕組みこそ大事であって、
安倍政権の「悪いことをしたら国税庁長官に昇進」でもなければ、大阪維新的な「公務員をぶったったけば日本は良くなる、大阪は良くなる」的なことでもない憲法に基づいた方向性を打ち出すべきである。
日本は、1945年頃とは違い、原発事故や高齢社会という状態である。
正直、あのときより厳しい。
ただ、あのときでも、諦めない人はいた。
翼賛選挙の選挙干渉を無効だとして訴えた候補者がいて、実際にやり直しを命じた裁判官がいた。
そういった人たちのことを思えば、今、諦めるのは早すぎる。
by hiroseto2004
| 2017-07-02 21:26
| 安倍ジャパン
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