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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

宇都宮先生と田母神閣下、サンダースとトランプ、ルペンとメランションで悩む人々ーー従来型の有権者分析が当たらない時代

わたしが従来型の有権者分析がまったく当たらないことに気づいたのは2014都知事選からです。

具体的に申し上げると、東京に「宇都宮先生」と「田母神閣下」で悩む若者が多数いたことです。

冷戦時代の常識が抜けない年配者には信じられないことが起きています。


それを「けしからん」と憤慨したり「アーアー聞こえない」と逃げても無益であり、分析を誤るだけです。


アメリカでもサンダースとトランプが支持者が重なったり、フランスでもルペンとメランションで支持層が重なったり。

ルペンの伸び悩みの原因は、メランションに都市の若者票を喰われたことが大きい。そして、マクロンに決選投票でも敗れたのです。

メランションが出なかったら、ルペンが一位になり、決選投票も分からなかったでしょう。



2017年東京都議選では、日本共産党は一九議席と、前回比二議席増。投票率が上昇したにも関わらず、得票率も微増。これも従来の常識を
覆しています。

他方で、2016年都知事選挙では、野党共闘にも関わらず、鳥越俊太郎候補は小池、増田に続く3位に沈んでいます。
「共産党は良いけど、政策がハッキリしない野党共闘は支持できない」という有権者が多数いると考えないと説明が付かないことです。

このことは直視しないといけない。

1970年代くらいまでは、保守vs革新という構図がハッキリしていた。
しかし、人々が豊かになり、都市中間層が確固たるものになった1980年代以降は、階級闘争的なものよりも、情報公開とか
地球環境とか食の安全など、そういう方向に人々の関心が向いていった。
社会党は没落し、公務員や大手企業正社員、あるいはその配偶者を支持層とする野党は新進党なり民主党なり、地域政党なりへ
と変っていったのです。
そうした、大都市の動きを、自民党が吸収したのが小泉純一郎政権時代です。
田舎をぶっ叩き、溜飲を下げてもらう。これが小泉政治でした。
しかし、このころには、1990年代から進んだ労働法制の改悪の害毒も回り、格差が固定化されていったのです。
その矛盾が最初に大々的にあらわになったのはリーマンショックです。
こうしたこともあり、民主党が自民党のエラーに乗ずる形で政権を奪取したのが2009年。
しかし、民主党は、官僚やマスコミの前にぐだぐだになってしまった。
他方、一部市民派も、「既存政党や既存労組」への「天誅!」に走ってしまった。
そのことが、2012年衆院選での反自民票の分断、安倍自民党の復活を招いたのです。

しかし、いまや、階級格差が拡大する中で、そうはいっても、最も庶民寄りである日本共産党が野党の中では一貫して堅調である
という状態が2013年都議選以降定着しました。

アメリカでは、階級格差の拡大の中で、過去の栄光の復活を願う年配者はトランプへ、格差縮小を願う若者はサンダースへ。
他方、大都市グローバルインテリはヒラリーへ、という構図になった。

日本では、比較的恵まれた層(大都市中間層)は東京に集中しており、案の定、小池百合子さんの都民ファーストが受け皿になった。
他方で、中間層を基盤とした生活者ネットや民進党は敗北した。

「トランプ(ルペン)安倍」に、インテリが集中する東京では「クリントン(マクロン)小池」が巻き返す。
これに対して、サンダース(メランション)的な位置を占める勢力が必要な状況なのです。

1990年代くらいの感じの認識(中間層が健在だった時代)で野党共闘に取り組んでも、成功は難しい。
そういう状況だと思います。


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by hiroseto2004 | 2017-07-15 13:15 | 新しい政治をめざして | Trackback