既存組織・政治家に「天誅!」論に陥らず、暮らしに憲法生かす政権交代を!
2017年 07月 30日
民進党大物女性代議士が大型地方選挙で、自民党推薦候補を応援したことが波紋を広げている。
もともと、いわゆる社公合意以降は与野党相乗りは地方では常態化していた。
ともあれ、自民党推薦候補は右翼的な教科書採択推進でもあり、問題は多い。
さらに「今のタイミング」で応援演説は不味かった。
とはいえ、安倍・稲田より大物民進党女性代議士がましなのも明らかだろう。
大物民進党女性代議士に「失望」するのは構わない。
しかし、失望の勢い余って
「やはり、既存組織・既成政党に天誅!」
に類することを繰り返してはいけない。
戦前は今の市民派に実は思想が近い青年将校が既成政党政治家に「天誅!」を加えたが、権力を握ったのは東條英機ら統制派であった。
時は流れて民主党政権時代。就職氷河期で割りを食ったけど団塊ジュニア世代を中心に「既得権ゴリゴリの団塊世代中心のリベラル」への反感から維新やいまはなきみんなの党がうけた。また、脱原発は良いのだが、民主党の煮え切らなさへの憤り勢い余って、反自民票が割れすぎて自民党を利してしまった。
繰り返す。
「既成政党・既存組織に天誅!」は不毛である。
そんな路線に走っても喜ぶのははっきり言って政権与党の座を悪用した利益誘導しか能がない安倍自民党である。
今回のことで大物民進党女性代議士もヒヤリとしたろう。
むしろ気になったのは民進党代表選挙は9月1日と言うことである。
遅くないか?わたしが安倍総理なら奇襲攻撃的な衆院解散を仕掛けるだろう。緊張感がないと言っても過言ではない。
権力の暴走を防ぎ、庶民生活を建て直すこと。そういう方向で市民も政党も邁進すべき時だ。
by hiroseto2004
| 2017-07-30 10:00
| 暮らしに憲法を生かす政権交代
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