カープがタイガース戦で「アニキ・金本」に忖度して優秀な若手を起用しないのと同じだーーー安倍ジャパン外務省の高校生平和大使演説中止
2017年 08月 22日
本社社主・さとうしゅういちは、8月21日(月)、広島市安佐南区内各地で街頭演説。
第一に、安倍ジャパン外務省がジュネーブ軍縮会議での高校生平和大使の演説を中止したことを取り上げました。
「外務省は高校生たちに「核兵器禁止条約に賛成されると困るから」ということで演説を中止したらしい。
核兵器禁止条約は「核兵器保有国と非核国を分断するからだめ」というのが安倍ジャパンの方針だ。
しかし、そもそも、世界最初の戦争被爆国が核保有国に核廃棄を迫らずにどこがするというのだ?」
「外務省や総理がやっていることは、日本にとっての「アニキ」であるアメリカへの忖度(そんたく)でもある。野球に例えれば、カープがタイガース戦で、タイガースの金本監督(元カープの4番)が「アニキ(大先輩)」だからといって、「アニキの機嫌を損ねまい」と言って「ホームランを打ちそうな優秀な若手」を起用しないようなものだ。そんなことをカープの緒方監督がするわけがないだろうが。」
と指摘。
その上で、
「高校生平和大使たちは、自信を持って欲しい。政府は日本の高校生にそれだけの影響力があると認めたのだから」
と励ましました。
第二に、加計学園問題について、
「真相究明のための国会を早期に開会すべきだが総理はしようとしないのは憲法違反だ。」
「公務員獣医が不足しているから獣医学部創設だというのが総理らの理屈だが、公務員獣医の待遇が低すぎるのが
問題。『公務員さえ叩けば、大阪は良くなる、日本は良くなる』などという威勢の良い一部の政治家にびびって、公務員獣医の待遇の
向上をきちんと主張しなかった政治家も反省しないといけない。票が減ることを恐れるあまり、人手不足の公務員については、きちんと待遇を改善しないといけないということを、言えない人間は政治家の資格はないと思う。
」具体的には、安保法や共謀罪、秘密法の廃止、そして、加計学園問題の背景となった国家戦略特区法の廃止を提案。特区法については「こうした趣旨のものを否定はしないが、それならば、住民投票と国会決議を必要とする憲法95条の趣旨に沿ったもので出直すべきだ。」と指摘。
さらに、「総理のお友達の学校法人や、原発企業、必要性が疑われるJR東海のリニアなどにお金が注ぎ込まれる状態を改め、介護や医療、教育の充実や、いざというときの被災者支援を手厚くすべきだ。」