これは、テロだけでなく、最近、日本でも相次いでいる運転者のミスや病気で暴走して
建物や歩道に突っ込んむような事故の防止も有効ですね。
さらに言ってしまえば、車より人間を優先する街造りということでもありますね。
このオーストラリアのテロ対策にはうならされました。
スペインで、車が歩行者をはねて、合わせて14人が死亡するなど各国で車を使ったテロ事件が相次ぐ中、オーストラリア政府は、同様のテロを防ぐための対策を発表しました。
オーストラリアのターンブル首相は、20日、シドニーで記者会見し、車を使ったテロを防ぐための対策について、発表しました。
それによりますと、広場や大型商業施設など、人が集まる場所での車を使ったテロを防ぐため、敷地の周りに柵や植木を設けたり、車のスピードを抑えるために、道路のところどころに段差を設けたりするなど対策を講じるよう地方自治体や施設の管理者らに求めています。
オーストラリア政府は、去年7月、フランス南部のニースで大型トラックが群衆に突っ込み86人が死亡したテロ事件を受けて、対策を検討していました。
ターンブル首相は記者会見で、スペインで起きたテロ事件の犠牲者に哀悼の意を示したうえで、「テロの脅威は常に増していて対策も常に改善していかなければならない」と述べました。
オーストラリアでも、ことし1月、南東部のメルボルンで車が歩道を暴走して日本人男性1人を含む5人が死亡する事件が起きています。