英紙ガーディアン、「米はイラクの大量破壊兵器関連情報の捏造と同様に、核合意に関しても虚言」
2017年 08月 29日
アメリカがイランに因縁を付けている問題。イギリスでも、すっかりアメリカに呆れる世論が優勢のようです。
英紙ガーディアン、「米はイラクの大量破壊兵器関連情報の捏造と同様に、核合意に関しても虚言」
イギリスの新聞ガーディアン紙が、「アメリカ政府は、イラクに大量破壊兵器が存在すると虚言したように、核合意についても虚偽を述べている」と報じました。
ロンドン発行の新聞ガーディアンは28日月曜、「アメリカは、イランの核合意不履行を吹聴するための口実を見つけようとしているが、これはブッシュ政権時代に、イラクには実在しない大量破壊兵器に関する情報を捏造したという行動に類似している」と報じています。
また、「アメリカ政府は、イランの核合意不履行を吹聴するための口実探しにおいて、アメリカの情報機関に圧力を行使している」としました。
アメリカ政府と同国のトランプ大統領がこのようなアプローチに出ている中、IAEA国際原子力機関と国連、そして安保理は、イランが常に核合意に定められた自国の取り決めを実施している事実を認めています。
さらに、EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表も最近、改めて「核合意は多国間協定であり、国際社会のものであって、簡単に変更を加えられる二国間協定ではない」と強調しています。
by hiroseto2004
| 2017-08-29 12:52
| 国際情勢
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