同一船で自殺・未遂相次ぐ=第三者委が背景調査―海技教育機構
2017年 08月 30日
船員の養成学校を運営する独立行政法人「海技教育機構」(横浜市)は30日、東京・霞が関で記者会見し、練習船「青雲丸」の実習生3人が7月に自殺、同未遂、失踪したと発表した。
いじめやパワハラは確認されていないが、機構は同じ船で相次いだことを重くみて、第三者委員会を設けて背景を調査。国土交通省も対策本部を設置した。
機構によると、3人はいずれも海技大学校2年の男性。7月から青雲丸に乗り、約3カ月間の訓練中だった。このうち19歳の学生は7月13日、沖で停泊中の青雲丸から海に飛び込んだ。陸にたどり着いて無事だったが、大学の教員に自殺を図ったと明かし、「船に乗るのが嫌になった。船員の仕事が不安になった」と話した。
同21日には20歳の学生が実習継続の悩みを教官に打ち明け、下船して帰省。24日に保護者と本人から戻る旨の連絡があったが、28日に名古屋市内で自殺したことが判明した。30日には、自由時間に上陸していた21歳の学生が「船の道に進みたくない。失踪する」と保護者らにメールし、今も行方不明となっている。
by hiroseto2004
| 2017-08-30 23:11
| ジェンダー・人権
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