イラン大統領、「イランは核合意の最初の違反者とはならない」
2017年 08月 31日
イラン大統領は自信に満ちています。
アメリカは、必死になってイランに因縁を付けようとしているが、イギリスやフランスでさえも、この問題では、アメリカを相手にしていません。
アメリカは「制裁だ!」などと拳を振り上げているが、世界の多くの企業はイランと取引をしています。
アメリカの経済的な地位が落ちた今、アメリカが制裁だ!と叫んでも、多くの企業にとってさほど痛みはない。それどこどか、アメリカの方が困るくらいでしょう。
そもそも、イランは核兵器禁止条約賛成国。それなのに因縁を付けているアメリカの方が無理筋です。
イランにいらんことをして孤立するアメリカ。なーんちゃってね。
イラン大統領、「イランは核合意の最初の違反者とはならない」
イランのローハーニー大統領が、IAEA国際原子力機関がイランの軍事施設の査察に関するアメリカの要求を呑むとは考えにくいとしました。
ローハーニー大統領は29日火曜、ラジオやテレビの生放送による、国民との対話において、アメリカ自身はトランプ大統領を評価することができないとして、「イランは核合意の最初の違反者とはならない」と語りました。
また、もし相手側が核合意に違反した場合、イランはこれに適切な形で回答するとしました。
さらに、「現在、イランにとって最高の状況で、アメリカにとっては最悪の状況であり、アメリカが制裁を行使する中で、外国の銀行はイランと協定を締結している」と述べました。
ローハーニー大統領は、アメリカは反イランの合意形成に関して、歴史上もっとも厳しい状態に置かれているとして、今日、制裁が復活することはなく、世界の人々のイランに対する見方も変わり、アメリカはおそらく別の考え方を持っているが、過去のような理由で制裁が行使されることはないだろうとしました。
また、イランとサウジアラビアの関係における危機についても、「問題はサウジアラビアのイエメンでの内政干渉と、テロ支援であり、もしイエメンの状況をイエメン人自身の手にゆだね、テロ支援をやめれば、イランとサウジアラビアの問題は解消する」と強調しました。
さらに、経済問題についても、「前期政権の始まりのとき、政府と国民は大きな問題に直面していたが、この問題は現在、解消、あるいは緩和している。政府と国民は4年前、大きな経済停滞、インフレ、失業という問題を抱えていた」としました。
by hiroseto2004
| 2017-08-31 09:18
| 国際情勢
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