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by hiroseto2004
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イラン大統領、「核合意離脱で損をするのはアメリカのみ」/アメリカホワイハウス関係者、「トランプ大統領はバランスの悪い人物だ」

トランプは、核合意を破棄するなどと騒いでいますが、中露はもちろん、英仏独、そして日本の安倍総理ですらイランは
核合意を遵守していると認め、核合意の重要性を強調しています。
トランプこそ、完全に孤立無援の状態です。







イランのローハーニー大統領が、「アメリカが核合意から離脱すれば、それにより損害を被るのはアメリカのみだ」と語りました。

ローハーニー大統領は11日水曜、閣僚会議において、「核合意は、各国の政府にとっての試練だ」とし、「全ての関係国が核合意を守れば、自らの尊厳が守られるが、そうでなければ自らの名誉を毀損することになる」と述べています。

また、「核合意に対するアメリカの行動を支持しているのは、わずかに数カ国のみである」とし、「イランが選んだ道は今日、世界に支持されており、アメリカに同盟するヨーロッパ諸国の間でも、核合意違反を支持している国はない」としました。

さらに、「今や反逆政権とは、国際法を踏みにじっている政府であることは明らかである」とし、「アメリカがイランのイスラム革命防衛隊に対して何か行動を起こせば、大きな過ちを犯したことになる」と語っています。

ローハーニー大統領

ローハーニー大統領はまた、「イスラム革命防衛隊は、イランや地域の人々の心の中にある」とし、「アメリカは、地域においてテロ組織ISISを20年間にわたって残し、これを手段として利用しようとしていたために、革命防衛隊に苛立っている。それは、この組織がイラク、シリア、レバノン国民を支持する計画により、ISISに対峙しているからだ」と述べました。

さらに、「今日、アメリカの現大統領は、イランが永遠に団結を強め、一丸となる状態を生み出した」とし、「今日、イランでは核合意の賛成派と反対派が団結している」としています。

そして、イラクからの分離の是非を問う同国のクルド人自治区での住民投票についても、「クルド人自治区の責任はが過ちを犯したとすれば、その代償を支払うべきである。だが、クルド人は地域における平和主義者として、進歩を求め、また尊敬されている」と語りました。


  • トランプ大統領
    トランプ大統領

アメリカのホワイトハウス関係者や補佐官18人が、ワシントンポストのインタビューで、トランプ大統領はバランスの悪い人物だとしました。

この18人は、トランプ大統領の行動を破壊的だとして、「トランプ大統領は反政府的な行動を取っている」と語りました。

クリントン元国務長官も、トランプ大統領をアメリカ史上最も危険な大統領だとして、挑発的な人物で、自分を抑えることができないとしました。

この数ヶ月間、トランプ大統領の外交慣習に反した行動により、数名の政府関係者が辞任しました。

トランプ大統領の大統領令、発言、問題行動などにより、多くのアメリカの政治家は、トランプ氏が大統領にふさわしくないとしています。



  • トランプ大統領
    トランプ大統領

イランの政府高官だけでなく、アメリカの同盟国からも、トランプ大統領の核合意に対する立場に批判の声が上がっています。

今月12日、トランプ大統領は、イランに対する包括的な戦略と核合意について、最終的な決定を発表することになっています。

トランプ大統領

ワシントンポストは、アメリカ政府高官の話として、「トランプ大統領は、イランの核合意の遵守を認めず、その決定を議会に委ねようとしている」と報じました。

こうした中、イランの政府関係者は、アメリカが核合意において取り決めに違反した場合、イランも適切な反応を示すだろうと警告しています。

ノウバフト政府報道官

イランのノウバフト政府報道官は、「トランプ大統領は不安定で愚かな発言を行う人物であり、アメリカも約束を破る国だ」と語りました。

また、「イランはいつでも望んだときに、核合意前の状態に戻る」としました。

メイ首相

イギリスのメイ首相は、10日火曜、トランプ大統領と電話で会談し、イギリスは核合意を遵守すると強調しました。

イギリスのジョンソン外務大臣も、10日、イランのザリーフ外務大臣と電話で会談し、イギリスの核合意遵守の意向を伝えました。

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は、9日月曜、再び、すべての関係国の核合意の支持を強調しました。

また、ドイツのガブリエル外務大臣、および、フランスのルドリアン外務大臣も、この数日、繰り返し、核合意の維持を強調しています。

アメリカ国内でも、上院外交委員会のコーカー委員長が、10日、「トランプ大統領は、無責任な行動によって、アメリカを第三次世界大戦への道に巻き込みかねない」と述べました。

このような批判に対し、トランプ大統領も、イランと世界の国々の核合意の成功の原因になったとして、コーカー委員長を非難しました。

イギリスの新聞、フィナンシャルタイムズは、「アメリカの大統領は、イランの核合意について火遊びを行っている」と報じました。

5+1

イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員でありながら、常にこの合意の実施において約束に違反しています。



by hiroseto2004 | 2017-10-12 11:37 | 国際情勢 | Trackback