大統領制なら議席比例での質問時間もありだが
2017年 10月 28日
大統領制なら議席比例での質問時間もありだが
菅官房長官が、衆院予算委員会での質問を議席比例で配分しよう、といっておられます。
そもそも、予算案は、内閣しか提案できません。それに対して、質問は野党を多めにするのは当然です。
議院内閣制の下で、与党は、一定程度内部で合意形成に参加しているのだから、少なめなのは当然です。
菅提案を実行すれば、議会が空洞化してしまいます。それこそ、(金氏)朝鮮や、かつてのソビエトの議会みたいなことになってしまう。
大統領制(日本の自治体議会も含む)なら、これは話は別です。大統領(知事・市町村長)に対して、議員が質問する形になります。知事与党とか言う言い方も実はおかしくて、本来の趣旨では、個々の議員が大統領・知事・市町村長をチェックする形であるべきです。
なお、参議院の場合も、本来の趣旨としては、個々の議員が、専門性の観点から、政府をチェックするという形であるべきです。
by hiroseto2004
| 2017-10-28 12:14
| 憲法
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