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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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日本の「脱亜入欧」とドゥテルテの内政面をハイブリッドして破滅しかねない

日本の「脱亜入欧」とドゥテルテの内政面をハイブリッドして破滅しかねない

フィリピンのドゥテルテのアメリカと距離を置き、日本と中国両方と上手くつきあう外交は素晴らしいものであり、日本人も少しは見習うべきである。ミサイルはいらない=戦争だけは絶対ダメだ、と安倍をたしなめたとも言われている。

他方で、ドゥテルテの内政面は洒落になっていないくらい、乱暴すぎる。途中で、警察の腐敗ぶりを目の当たりにしたドゥテルテは警察の改革をまずやる、と約束し、取り締まりキャンペーンを一時中止したが、えん罪の人も殺された可能性を考えると洒落になっていない。

他方、日本は、明治維新以降「脱亜入欧」でやってきた。これがデフォルトだったといえる。例外は、第二次世界大戦中である。第二次世界大戦中は自棄を起こしてこともあろうに、人種差別の極北のナチスと組んで戦争に参加してしまったのだ。「アジア解放」と言いながら、ナチスと組んだことは、大きな汚点であり、国連憲章で日本が敵国条項の対象となったのはこのためといってもいい。

さて、現代の日本を見ると、内政面では、ドゥテルテの悪い部分を安倍は見習っている。そして、安倍は、外交面で、トランプの尻馬に乗っている。アメリカの暴走につきあっていたら、日本も朝鮮vsアメリカ、イスラムvsアメリカの巻き添えになりかねないのに、である。

他方で、日本人全体としては、1980年代の余韻が残っていて、「ジャパンアズナンバーワン」だった時代を忘れていない。実際は、日本製品も昔ほどは売れていないし、家電メーカーもどんどん潰れ、日本の大手企業の不祥事も相次いでいるのに、だ。

脱亜入欧とドゥテルテの悪い部分、双方を今の日本は総体としてハイブリッドし、悪い方向に落ち込もうとしているということをいま、一度、認識する必要がある。

by hiroseto2004 | 2017-10-28 15:31 | 歴史 | Trackback