欧州の極右というよりはIS・サウジアラビアに近い安倍ジャパン右派(除く小池百合子)
2017年 10月 29日
欧州の極右というよりはIS・サウジアラビアに近い安倍ジャパン右派(除く小池百合子)
現代欧州の極右は、新自由主義グローバリゼーションへの不満として出てきた面が強い。要は経済格差の問題である。
マリーヌ・ルペンなども福祉の充実を訴えている。
また、現在は、どちらかというと、「欧州的な人権概念を許容しないから」というのことを移民・難民受け入れに消極的な理由としていることも見逃せない。そして、多くの極右政党が女性の党首である(あった)。ドイツしかり、フランスしかり、ノルウェーしかりである。
敢えて、日本で同様の極右政党が発展する可能性があるとすれば小池百合子の「希望の党」だったろう。あの政策と体質は実は、フランスやドイツ、ノルウェーの極右と類似している。欧州情勢に詳しいと思われる小池のことだ、欧州で吹き荒れる風潮に乗っかろうとしたのだと思う。
小池が属している旧竹下派右派の流れというのは割合、そのときそのときの欧州で吹き荒れた流れに敏感である。
小沢一郎さんの若いときの「普通の国」論も、冷戦崩壊後に一世を風靡した英仏独などの新自由主義政治家による政治を念頭に置いたものだと思う。(ただし、今の小沢さんは2003年の民主党入党時、旧社会党系グループと和解し、護憲寄り・社民主義寄りにスタンスを変え、現在に至っている。)
ただし、小池以外の安倍ジャパンにおける右派(特に安倍支持者)は違う。
日本の右派はISやサウジアラビアに近い。均質性を強要するのは、大阪府の府立高校で起きた事件でも明らかである。
そして、指導者が国家を私物化していると言うこと。
ISの場合は指導者のバグダディー被疑者を「カリフ」としているし、サウジアラビアはまさに「サウード家のアラビア」である。
欧州の極右と安倍ジャパン(右派)は、似ている面もあるが、同一視するのは難しく、むしろISやサウジアラビアに近いと言える。
by hiroseto2004
| 2017-10-29 21:37
| 安倍ジャパン
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