イラン外相、トランプ・アメリカによる9.11のイランとアルカイダの関係でっち上げに反発
2017年 11月 03日
トランプは、イランとアルカイダが関係があるかのような文書を「公表」しました。
イギリス駐在のバイーディーネジャード・イラン大使が、アメリカのクリントン元国務長官のビデオ映像を公開し、イランとテロ組織アルカイダが関係をもっているとするCIAの主張を否定しました。
バイーディーネジャード大使は2日木曜、アルカイダの元指導者に関する資料が公開されたことに反応し、ツイッター上で、クリントン氏のビデオ映像を公開するとともに、「アメリカの元国務長官は、アメリカ自身がアルカイダを結成させ、彼らに最新鋭の兵器を提供し、アフガニスタンとパキスタンで大混乱を引き起こしたという事実を認めている」と語っています。
イランのザリーフ外務大臣も、アルカイダに関する主張に反論し、「オイルマネーの影響による効力の弱い記録や、CIAによる偽りの発表、イランに関するアルカイダの矛盾した資料による民主主義の擁護機関ごときでは、2001年の9.11テロにおけるアメリカの同盟国の関与をもみ消すことはできない」と述べました。
CJAが、イランがアルカイダと関係しているという疑惑を示す一方で、9.11テロの19人の実行犯のうち15人はアルカイダに所属するサウジアラビア人とされています。
サウジアラビアは、テロの発生源として、テロ拡大に大きく関与しており、アメリカ側の矛盾した報告や資料は、アメリカの外交政策の枠組み形成にサウジアラビアの石油収入が関係していることを示しています。
イラン外相、9.11のイランとアルカイダの関係に関する主張に反発
イランのザリーフ外務大臣が、アルカイダとイランの関係に関する主張に反発しました。
ザリーフ外相は、2日木曜、ツイッターで、アルカイダに関して発表された資料に反発し、「オイルマネーの威力、アルカイダとイランに関する偏りのある資料によるCIAや民主主義を擁護する団体の偽りの報告によって、2001年9月11日の攻撃へのアメリカの同盟国の関与を消すことはできない」としました。
CIAは最近、2001年にアルカイダの元指導者ビン・ラディンの殺害計画の中で、アルカイダとイランがつながりを持っていたことを示す資料を入手したと主張しました。
こうした中、アメリカ同時多発テロ事件に関与した19人のうち、15人は、サウジアラビア出身で、アルカイダのメンバーでした。
サウジアラビアは、テロという悪しき現象の拡大に根本的な役割を果たしており、アメリカの偏りのある資料や報告は、アメリカの外交政策の決定にサウジアラビアのオイルマネーが影響を及ぼしていることを示しています。