人気ブログランキング | 話題のタグを見る

庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

うり二つの安倍ジャパン&エルドアン・トルコ・・憲法改悪、特に緊急事態条項

うり二つの安倍ジャパン&エルドアン・トルコ・・憲法改悪、特に緊急事態条項

トルコといえば、日本と並び、世界でその当時で最も民主的な憲法を持ったと言われる国である。ケマル・パシャの時代につくられた憲法は当時としては極めて先進的であった。

そのトルコが、2017年4月16日、決定的に変質した。
トルコ国民は、大統領・レジェップ・タイイップ・エルドアンの独裁を認める内容の憲法改悪を僅差とは言え可決したのである。






議院内閣制と首相職を廃止して大統領が国家元首と行政の長を兼ね、国会の解散や非常事態を宣言する権限も与えられる。司法への人事権も強化される。

安倍ジャパンは実は、既に、その「実質」において、エルドアンが理想とする国になっているとも言える。
安倍ジャパンでは、既に、いつでも国会を解散する権限が総理大臣にある。また、小選挙区制を軸とする現行の選挙制度で与党の有利な時期に解散が出来ることを考えれば、よほどのことがない限り自民党の第一党は確実であること、自民党総裁の機嫌を損ねたら自民党議員も公認されなくなるのでびびって総裁に意見しなくなることも考え合わせると「議院内閣制」すら怪しい。
内閣人事局制度により、総理の司法への人事権も強化されている。
安倍ジャパンが国会を開かないというのは緊急事態条項と同じであろう。

安倍ジャパンはその実質においてはエルドアンによる改悪トルコ憲法が求める状態を実現している。
そして、安倍ジャパンが追求する憲法改悪、とくに緊急事態条項は、そうした安倍ジャパンの実質的な状態及び、エルドアンが理想とする状態を、永続・固定化しようとしているのだ。

ちなみに、両国は地震国であるにもかかわらず、原発の輸出国と輸入国であり、プーチン・ロシアと接近していることでも共通点がある。

違いがあるとすれば、安倍ジャパンはトランプ・アメリカとはべったりで、朝鮮を「利用」して求心力を高めているのに対し、エルドアン・トルコは、何でもかんでも悪いことはギュレン師と彼の亡命を受け入れているアメリカのせいにして求心力を高めている点だろう。


by hiroseto2004 | 2017-11-06 22:10 | 安倍ジャパン | Trackback