サウジアラビア王室空軍(国王・サルマン被疑者)のイエメン市場攻撃で17人民間人死亡/国際機関がイエメン封鎖解除を要請
2017年 11月 18日
サウジアラビア軍のイエメン攻撃で、新たに民間人17人が死亡
ウジアラビア軍のイエメン攻撃
サウジアラビア軍の戦闘機が、イエメン北部ハッジャ州にある市場を攻撃し、これにより、新たに民間人17人が死亡しました。
17日金曜に行われたこの攻撃で,さらに民間人多数が負傷しており、このうち、数名が重体となっています。
また、サウジアラビアの戦闘機は17日夕方にも、イエメン西部フダイダ州で多くの乗客を乗せていたバスを攻撃し、これにより、イエメン人6人が死亡、他8人が負傷しています。
サウジアラビアは、アメリカの支援を得て、2015年3月から、イエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
国際機関が、イエメン封鎖の解除を要請
イエメン人子供
世界食糧計画、WHO・世界保健機関、ユニセフの各国際機関が、イエメン封鎖の解除を要請しています。

イルナー通信によりますと、世界食糧計画のビーズリー事務局長、WHOのアダノム事務局長、ユニセフのレーク事務局長は、共同声明を出し、イエメンでの1100万人の子供を含む2000万人以上の人々が緊急人道支援を必要としている、としています。

この3つの国際機関は、イエメン人およそ1480万人が基本的な衛生サービスを受けておらず、40万人の子供が栄養不足に直面しているとしています。

また、赤十字国際委員会も、17日金曜、声明の中で、イエメン南西部タイズ、北部サアダ、西部フダイダでは、人々が衛生的な飲料水の不足に直面している。これは、サウジアラビアによるイエメン封鎖の影響で水の揚水に必要な燃料の輸入が停止されているからだ」としています。

サウジアラビアのイエメン攻撃の継続により、イエメンの水道網などのインフラ設備が破壊され、コレラが急速に蔓延しています。

世界保健機関の報道によりますと、これまでに、少なくともイエメン人87万人がコレラに感染しており、このうち2200人が死亡しています。

サウジアラビアは、アメリカの支援を得て、2015年3月から、イエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。