イエメン北部に対するサウジアラビアの戦闘機の攻撃で、数十名が死傷
2017年 11月 20日
イエメン北部に対するサウジアラビアの戦闘機の攻撃で、数十名が死傷
サウジアラビアの戦闘機が、イエメン北部の複数の住宅地を攻撃し、これにより少なくとも8人の子どもと女性3人が死亡しました。
ファールス通信によりますと、イエメン北部ジャウフ州に対する今回の攻撃で、数軒の家屋が完全に破壊されたほか、数十名が負傷しています。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦などの支援を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、同国を完全に封鎖しています。
サウジアラビアのイエメン攻撃により、数万人が死傷していおり、同国は食糧や医薬品の深刻な不足に直面し、さらにコレラが蔓延しています。
サウジアラビアは、軍事施設のみを攻撃していると主張しています。
国連代表団、イエメンのミサイル攻撃にイランが関与したとするサウジアラビアの主張を否定
国連安保理の代表団が、サウジアラビアに対するイエメンのミサイル攻撃にイランが関与したとする、サウジアラビアによる反イランの主張を否定しました。
国連安保理の代表団は、西側の外交関係者に機密書簡を送り、「イエメン軍のリヤドに対するミサイル攻撃にイランが関与したとするサウジアラビアの主張を裏付ける証拠は見つかっていない」としました。
この代表団はまた、「サウジアラビア主導の連合軍によるイエメンの封鎖の強化は、この国に人道的な悲劇を生み出している」としました。
国連も繰り返し、イエメンでおよそ700万人が飢餓の危険にさらされていると警告しています。
サウジアラビア連合軍は、11月6日、イエメンを空、陸海から封鎖し、この国への救援や支援を妨げています。
このサウジアラビアの措置は、イエメン軍がリヤドのキング・ハーリド国際空港をミサイルで攻撃した翌日に行われました。