世界はトランプの「エルサレムへの大使館移転」支持せず、日本もアメリカに追随せず
2017年 12月 07日
イランとトルコの大統領、パレスチナでの新たな陰謀に対する真剣な措置と抵抗を強調
ローハーニー大統領とエルドアン大統領
イランとトルコの大統領が、パレスチナの最新の情勢、特に聖地ベイトルモガッダス【・エルサレム】をシオニスト政権イスラエルの首都と宣言したアメリカの陰謀について、電話で会談しました。
イランのローハーニー大統領はこの電話会談で、トルコ・イスタンブールでのOICイスラム協力機構の緊急首脳会合の開催と、イランの大統領のこの会議への招待という、トルコのエルドアン大統領の提案に触れ、「イランは現状において、すべてのイスラム諸国が、このアメリカの、非常に危険で挑発的かつ違法な誤った決定に対して一体となり、真剣な措置を講じるべきだと考えている」と語りました。

ローハーニー大統領は、イスラム世界の優先事項のひとつは、パレスチナと聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの問題、シオニスト政権の誤った措置への対抗であると強調し、「イランはすべてのイスラム諸国と平和主義国家に対し、この違法な措置に抵抗できるよう呼びかけている」と語りました。
また、シオニスト政権が国連決議のすべてを無視し、国際社会に対抗していることに触れ、「地域の情勢不安のすべての直接の責任は、間違いなく、シオニスト政権にある」と述べました。
さらに、「聖地ベイトルモガッダスは、分かつことのできないパレスチナの一部だ」と強調しました。

一方のエルドアン大統領もこの電話会談で、聖地ベイトルモガッダスは、まぎれもなくパレスチナ領土の一部だとし、「アメリカのトランプ大統領に、ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都と宣言するような大胆な行動を許したのは、イスラム世界の内部の対立が原因だ」と述べました。
また、今回のトランプ大統領の決定は、人権侵害であり、聖地ベイトルモガッダスに関する国連のすべての決定への違反であると強調し、すべてのイスラム諸国に対し、この新たな陰謀に対し、一丸となって抵抗するよう求めました。