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by hiroseto2004

ポストモダニズムの自滅と代償としての安倍暴走加速

2017年は、ポストモダニズムが完全自滅した年と言える。

日本におけるポストモダニズムの最期の残り火は「小池百合子」「都民ファースト」「希望の党」だったと思う。
ふわっとした「風」に頼る勢力、と言ったらよいだろう。
1990年代でいえば前原誠司さんら民主党右派、そして2000年代前半の小泉純一郎さんらも「風」に頼る手法であった。
小泉さんについていえば自民党が前原さんらのお株を奪った形である。それが、安倍晋三さんら主導になって「古い自民党」に回帰した、ともいえる。

前原誠司さん、小池百合子さんらが、1990年代以降のいわゆるポストモダニズムの時代、小選挙区制、そして保守二大政党制を進めてきたことも特筆しておきたい。
世界においては、階級格差には冷淡である一方「多様性尊重」は一定程度掲げる。他方で民主主義と人権の名のもとに、中東は空爆しまくり。こういう人たちを広島瀬戸内新聞では「ポストモダニスト」と呼んできた。具体的にはクリントン夫妻やシュレーダー、ブレア、キャメロンといった政治家らである。こうした政治家たちも、極右と極左の挟み撃ちで苦境に立っている。

そんなポストモダニズム勢力は、日本においても、2017衆院選において、「近代立憲主義」を綱領とした「立憲民主党」の後塵を拝した。当選者も、民進党出身の小選挙区地盤が固い人が多く、小池直系のポストモダニズム色が強い新人候補は全滅した。

そもそも、ポストモダニズムの「相対化」というのは、西洋において、西洋人自身が過去、自分たちのやり方をアジアやアフリカ、ラテンアメリカ諸国に押し付けてきたことへの反省としては「それなりに」有効だったと思う。
しかし、そんなポストモダニズムも、例えば安倍晋三とか、レジェップ・タイイップ・エルドアンら、「確信をもって暴走する」権力者相手に対しては無力である。ポストモダニズムが、相手への批判を躊躇(ちゅうちょ)しているうちに、安倍やエルドアンは調子に乗って、やりたい放題しつつ、権力基盤を固めてしまうのである。

さらに、ポストモダンをムラ社会が残存する日本へ導入した結果、一般社会でも「いじめられる奴も悪い」的な開き直りを助長してしまった。

今の安倍総理の暴走というのは、ポストモダニズム自滅のあと、自民党に対抗する思想の再興(近代立憲主義なり、欧米のサンダース的な民主的な社会主義なり)が十分にできていない「端境期」であるがゆえに起きているといえる。

2017年の日本ではポストモダニズム勢力が完全に没落した。その代償として、内政的には古く(金丸的利権政治)、外交的にはタカ派のハイブリッドの安倍政権の暴走継続、という結果になったといえる。安倍自民党に対抗する思想の再興(近代立憲主義なり、欧米のサンダース的な民主的な社会主義なり)が十分にできていない「端境期」をいかに脱するかが今後問われる。



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by hiroseto2004 | 2017-12-11 23:48 | 思想・哲学 | Trackback