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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
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ようやく光が当たった「アラフォークライシス」問題

アラフォークライシス

14日夜のNHKクローズアップ現代+は「アラフォークライシス」。

正直、アラフォークライシスは言い換えれば団塊ジュニア(就職氷河期)クライシスであり、我々団塊ジュニア世代の一部活動家が「独立系メーデー」運動などを通じ、2005年から2010年頃から警告してきたことである。

はっきり言ってしまえば、番組内容に特段の新味がある訳ではない。

この問題については、311のあと、左翼リベラル・市民派主流の関心が原発問題、さらには安倍暴走に向き、この問題が置き去りにされたという印象は否めない。

日本の反原発とか反戦運動が諸外国のそれと比べてもそう遜色はない(と思いますよ)中、この手の課題の取り組みは手薄になった。

他方で団塊ジュニアの当事者の一部は正規公務員などになっている年配者と若者双方に「天誅!」という感情から大阪維新的な方向に回収された面も強い。

さらに極端な人口減少で今の20代の就職率が良いこともあいまって、2000年代末に一時的に高まった「景気変動に生活が極端に左右されないような仕組づくり」、言い換えれば「企業に生活が左右されない仕組み」への意識が低くなっている。

その結果、「企業さえよければすべてよし」的な色彩が極めて強い安倍政権が消極的に支持されるゆえんでもある。


そうしたなかでNHKが取り上げたことは一定の評価はできる。

新自由主義は就職氷河期を生んだが、新卒~若手にしか恩恵をもたらさない安倍総理の企業支援重視のやり方、言い換えれば重商主義的なやり方でもアラフォークライシス世代は救われない。

とりもなおさず、今後急ぐべきは、景気変動に左右されないような社会保障の充実を含む仕組づくりだと思う。


◆アラフォークライシス票を取り込んだ勢力がバーンと伸びる


本社社主も五年前に比べて平均月給が2万以上下がった40代前半(アラフォークライシス世代)だ。


橋本龍太郎自社さ政権の新自由主義で就職難にあい、他方で依然として残存する新卒一括採用主義(と企業主義のセット)の仕組みに阻まれ再チャレンジできず。

小泉純一郎に新自由主義でさらに追い討ちをかけられた。雇用が増えると思いきや非正規ばかり。


民主党政権で少し救われるかと思ったらすぐグダグダに。

現在は大手企業の既得権重視の安倍晋三総理の恩恵は新卒の若者止り。それも、少子化が進みすぎて若者が少なくなりすぎたというあまり喜べない理由による。


頼みのリベラル・市民派は311以降、脱原発重視でクライシスに直面した自分たちを見捨てる。左派の中でも、日本共産党がかろうじてブラック企業取り締まりや非正規が入っている国保引き下げで味方してくれたイメージがあり、それが、アラフォー当事者の議員が共産党に結構多い所以である。具体的には藤野康史さんとか吉良佳子さんだろう。日本共産党についていうと、アラフォークライシスの戦犯でもある他野党、大阪なら自公と共闘していることを「野合で残念」と見なす人も少なくない。


その結果、大阪維新しか選択肢がないように思うアラフォークライシス当事者も多い。大阪市役所の非正規公務員の橋下支持率は非常に高かったという。その大阪維新も、2017衆院選では、バブル世代の女性(小池百合子)中心のイメージがある希望と組んでアラフォークライシス当事者票を失って惨敗の感はある。


アラフォークライシスは我々が当時取り組んだ「独立系メーデー」などの提起もあって2009年頃にいったん注目されながら、311を契機に忘れられた問題であった。


しかし、きちんと取り組んだ勢力が伸びるだろう。団塊ジュニアくらいはデモや集会に出てくることはないが自分なりに考えた上でネットで情報を収集している人も多い。大阪維新と共産党と立憲民主党で迷っているタイプの人も多いと思う。(大阪維新の場合、かなり難しいと思うが)


20代だと少子高齢化の恩恵?で就職率が良いため安倍総理の「企業さえよければすべてよし」を支持しがちだし、高齢者は割合支持政党が固定化している。


だが、団塊ジュニア世代のアラフォークライシス当事者こそ、長年の自民党政治の被害者でありかつ自分なりに考えた上で投票する人も多い。この対策をきちんと打ち出した勢力がバーンと伸びるだろう。


なお、日本共産党は旧民主党(特に正社員中心の労組系議員)や大阪自民党と、大阪維新は希望や中央自民というそれぞれ「アラフォークライシス」を促進した側のイメージが強い政党と組む大義を「問題解決に有効だという文脈」で説明をつけることが党勢回復の鍵のひとつだと思う。

市民派については、脱原発や反戦では外国に遜色はない取り組みはできていると思うが、2000年頃の若者、今のアラフォーに起きた問題への理解は浅かった。反省と総括が必要だと思う。そうしないと野党全体の底上げが難しいと思う。



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by hiroseto2004 | 2017-12-15 09:02 | ジェンダー・人権(反貧困) | Trackback(1)