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by hiroseto2004
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【思想・哲学】個人が確立していない国でポストモダニズム(相対化)を導入すると、「近世」が復活するという社会実験に成功しつつある日本

【思想・哲学】個人が確立していない国でポストモダニズム(相対化)を導入すると、「近世」が復活するという社会実験に成功しつつある日本

今年2017年は「近代の超克」75周年でもある。現代で言う「近代の超克」は差し詰め「ポストモダニズム」であろう。

今年の日本は、個人が確立していない国で「近代の超克(ポストモダニズム)」を導入すると、「近世」が復活するという仮説が証明されてきた、と言って良いだろう。

一番、日本人にとって有害なのは「相対化」ではないか?

安倍総理一派の暴走に対して眉をひそめながらも、「野党も情けないから」ということで、事実上、許してしまう風潮もあった。一昔前なら「お灸」を据えて、多少なりとも与党議席を減らさせるくらいのことは起きただろうに。少なくとも政権交代までは行かずとも、与党議席が減った2000年あたりの衆院選などは絶妙なバランス感覚を発揮していた言える。「現に権力についている人の暴走」と「野党の頼りなさ」を同列に扱うのは如何なものかと思った。

全国各地のいじめ事件では「いじめられる方もわるい」と言わんばかりの報告を、教育委員会が出すなどしたのは記憶に新しい。

年末の沖縄・普天間基地周辺での落下物事故でも、米軍でさえも謝罪しているのに「やらせ」だとか、「学校があるのが悪い」などという心ないバッシングが相次いだ。

弁護士会も対応に乗り出した大分の村八分事件では、「若い人(といっても60代だが)」に対して「やられるほうにも問題がある」と言わんばかりで加害者が接したことが読み取れる。

東芝の原発がらみでの事実上の経営破綻。神戸製鋼所。最後は「JR」(新幹線)の重大インシデントで幕を閉じようとしている。

「まあ、堅いことは言うなよ。」
「この程度のことで、騒いでも仕方がないか」
こんな風に済ませてしまった結果の積み重ねが、社運や人命を左右しかねない重大な結果を招いた。

怒るときは怒って良いのだ。
何でもかんでも相対化してしまうことは、堕落しか招かない。
そもそもポストモダニズムというのは、西洋の帝国主義諸国が、自分たちのやり方を他国に押しつけすぎたことへの反省としては有効であったのだ。日本のような状態で、ポストモダニズム的な「相対化」を導入しても、近世のような状況への堕落しか招かないのである。

それにしても、日本の現状は哲学的な考察の対象としては非常に興味深いと思う。誰か、東大教授あたりが本を書いたら
良いと思うのだが。

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by hiroseto2004 | 2017-12-23 20:24 | 思想・哲学 | Trackback