【平安名純代・米国特約記者】米カリフォルニア州バークレー市議会は19日夜(日本時間20日午前)の本会議で、東村高江の米軍ヘリパッド建設と訓練に反対する決議文を採択した。世界自然遺産候補地の環境を脅かすと訴え、環境保護を巡る米政府の矛盾を問い、生物多様性に富んだ自然の保全を望む沖縄と連帯する意思を明確に表明した。

【資料写真】ヘリパッド建設に反対する市民らを排除する機動隊(2016年)

 決議文で米軍北部訓練場の一部返還に伴う高江ヘリパッド建設が強行された経緯を詳述し、輸送機オスプレイの訓練による騒音被害や事故の危険性が拡大している現状を指摘。高江ヘリパッド建設と訓練に反対する沖縄の人々に賛同し、ベテランズ・フォー・ピース(VFP)琉球沖縄の決議を支援すると掲げた。米政府と米軍、カリフォルニア州選出の米連邦議員などに送付する。

 バークレー市議会は2015年9月に名護市辺野古の新基地建設反対決議を可決。昨年11月に同市の平和と正義の委員会が高江ヘリパッド反対決議案を作成したが、ヘリパッド完成を受け、本会議での審議を見送った。しかし、今年8月、「オール沖縄」訪米団から世界自然遺産登録の視点から米政府に疑問を呈したいとの要請を受け、新たな決議案を練り直した。

 文案を作成したボーン委員は取材に「平和と社会正義のためにバークレー市が沖縄のために担うべき役割を今後も果たしたい」と述べた。