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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

たかだか部長や課長が「会社」をアイデンティティーとすることに代表される現代日本の政治文化【思想・哲学】

たかだか部長や課長が「会社」をアイデンティティーとすることに代表される現代日本の政治文化【思想・哲学】

イランやインドネシアといった国の人たちはそうはいっても、日本人より平均で見れば所得も低く、労働環境的にはそうはいっても忙しいはずだが日本人よりはデモに行く。他方で、欧州人は日本より豊かだが日本人よりはデモに行く。この差はなんなのか?ちなみに日本でも、戦後直ぐは、腹を空かせつつも、これから日本がどうあるべきか、あちこちで人々は議論したのである。

どうも、現代日本の問題は単純な「豊かさ」とか「忙しいから」の問題ではないようだ。

どうやら以下のあたりに原因がありそうだ。

失礼な言い方になるのを承知で申し上げる。日本ではたかだか部長や課長が「会社」をアイデンティティーとしてしまっている。

そのあたりの気風に原因があるのではないか?
部長や課長でも、経営に裁量を及ぼせない限り、「労働者」だろう。


ちなみに、欧州も階級格差はある。身分制度が残る国も多い。しかし、そういう国では「俺は労働者だから左翼支持」と開き直っているわけだ。

それと関連して日本においては、武士道的なものが庶民に求められてしまうのもおかしな話だ。だいたい武士だって本当のことを言えば江戸時代はただのサラリーマン、それ以前は(武装した)農民だったわけだ。

たかだか部長や課長が会社をアイデンティティーとしたり、庶民にまであったかどうかさえ疑わしい武士道を求める気風に漬け込んで、安倍総理とお仲間たちがやりたい放題の面があると思う。

逆に言うと人々に
「「あんな人たち」と俺らは違うから押しつけられる筋合いはない」
と開き直られたら困るのは安倍総理らであるのは間違いないだろう。


by hiroseto2004 | 2018-01-03 20:03 | 思想・哲学 | Trackback