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by hiroseto2004
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トルコ大統領、クルド人支援中止を米に要求/トルコの戦闘機がシリア北部で墜落、「董卓暗殺直後」状態のシリア

ISはシリアではひとまず打倒されましたが、誰が敵で誰が味方かさっぱり分からない状態。
三國志で言えば董卓が暗殺されたあと、各地で群雄が割拠しているような状態です。
トルコ軍がアメリカ軍(クルド人を支援に入っていた?)の兵士を殺したのが事実とすれば、
一昔前なら考えられないことです。
シリアのアサド政権は、自らを正当な政権とする建前からトルコであろうがアメリカであろうが
入ってくるのは面白くないという立場であるのは間違いない。
イランとロシアはアサド政権を支援してきたが、アメリカが応援する反政府勢力(スンニ派)
とも敵対。クルド人と反政府勢力も敵対。
一方で、クルド人が勢いづきすぎるのも自分の領内にクルド人が多く居るので内心は
警戒、という感じもする。ロシアはイランとトルコ両方と協力、という感じ。
三國志本体(魏呉漢)というよりもまさに董卓暗殺直後の誰が誰と同盟して誰と敵対しているのやら
さっぱりわからない状態に近いですね。

ざっくり言って
トルコ政府(ロシア支援、イランとも友好関係)
シリアの反政府軍(アメリカ支援)
クルド人勢力(アメリカが支援、トルコ政府、シリア反政府軍とも対立。シリア政府とは余り対立しないで棲み分け?)
アサド政権軍(ロシア・イラン支援、トルコ政府に対しては不快感)
ですが、シリアの反政府軍の中も一枚岩ではない。

こういう中で、一般庶民が一番受難者であるのは間違いないです。
だが、こんな状態にした発端は一体何なのか?根本は米英の始めたイラク戦争ではないのか?
さらにさかのぼれば勝手に国境を引いた英仏ではないのか?
そのことを無視して、米英仏テロ対策だ、難民だと騒ぐのもどうか、と思います。

  • トルコのエルドアン大統領とアメリカのトランプ大統領
    トルコのエルドアン大統領とアメリカのトランプ大統領

トルコのエルドアン大統領が、アメリカのトランプ大統領と電話で会談し、トランプ大統領に対し、地域のテロ組織への支援と彼らの武装化をやめるべきだと語りました。

イルナー通信によりますと、トルコ大統領府の声明では、「この電話会談の最大の焦点は、シリア・アフリンでのトルコ軍の作戦とシリアに関する問題だった」とされています。

エルドアン大統領はこの中で、アメリカに対し、テロとの戦いの枠組みの中で、シリアのクルド人勢力・民主連合党(PYD)やクルド人民防衛隊(YPG)などのテロ組織に対する、武器の支援をを打ち切るよう求めました。

また、トルコのアフリンにおける作戦は国際法規に沿ったもので、国連安保理や国連憲章第51条に基づく合法的な防衛の権利であり、テロとの戦いのためものだとしました。

トルコのオリーブの枝作戦

トルコは、オリーブの枝作戦と呼ばれるこの作戦の目的は、トルコと地域の国境における安全と安定の強化、アフリンにおけるISISやPYDの掃討だと主張していますが、シリア政府は、トルコ軍のアフリンでの作戦を圧政的な侵略と見なし、それを非難しました。

シリア外務省は国連に対し、トルコのこの行動を非難すると共に、アフリンでのトルコ軍の作戦を停止させるため、必要な措置を講じるよう求めました。








  • トルコの戦闘機
    トルコの戦闘機

シリアのクルド人の情報筋が、トルコの戦闘機がシリア国内で墜落したことを明らかにしました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、複数のニュース・メディアはまた、「トルコ空軍が、シリア北部アフリン近郊を攻撃し、この結果アメリカ軍兵士2名が死亡した」と伝えました。

トルコ軍のアフリンへの攻撃

こうした中、軍事筋はシリア北部で、シリアの政府軍とその同盟軍が、反体制派グループ・シリア民主軍と、激しく衝突したことを明らかにしました。

24日水曜にも、シリアのクルド人部隊がアフリンの北部と北西部において、戦略的な高地などをトルコ軍と武装組織の自由シリア軍から解放しました。

トルコ軍のアフリンへの攻撃

20日土曜、トルコ軍が、シリア北部のアフリンで、クルド人部隊に対する作戦を開始しました。

シリア政府は、アフリンに対するトルコ軍の攻撃を非難し、トルコのによるこのような行動はシリアの国家主権を侵害するものだと宣言しました。


by hiroseto2004 | 2018-01-25 21:49 | 国際情勢 | Trackback