カザフスタンがなぜ朝鮮半島和平に名乗りを上げたのか?
2018年 01月 31日
カザフスタンがなぜ朝鮮半島和平に名乗りを上げたのか?
カザフスタンが朝鮮半島和平に名乗りを上げている。1月の安保理議長国だが、ナザルバエフ大統領自ら安保理に出席するなど、気合いの入れようが違う。
カザフスタンは、ソ連の一部で核実験場(セミパラチンスク)を抱えていた。1991年のソ連崩壊に伴い独立。核兵器が領内に取り残され、核保有国になった。
核保有国が増えたことは大変なリスクだったが、話し合いでロシア以外の旧ソ連の国が核を放棄した。
いったん持ってしまった核兵器を放棄したと言うことは大変なことである。歴史的に言えば、南アフリカくらいだろう(アルゼンチンも核開発を放棄したが兵器まではもっていなかったとされている)。
そういう経験を活かしたいと言うこと。
また、国土内に旧ソ連の核実験場があり、多くのヒバクシャがいるということも大きいと思う。核戦争がもう一度起きて自分たちのような思いをする人が二度と出てはいけない。そういう思いは強いのではないか?
そうしたカザフスタンの人たちの思いを無にしてはいけないと思う。
by hiroseto2004
| 2018-01-31 21:03
| 国際情勢
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