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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
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イランに因縁をつけるトランプとイランの冷静な対応

イランは、トランプの因縁に対して冷静に対応しています。
その背景には、大国とは距離を置いた国づくりに一定成功している、
と言う「自信」はあると思います。
イランは、治安も中東では良い国です。

基本的に、あらゆる革命は政治地理学に影響を及ぼし、根本的な変化をもたらします。しかし、革命を維持し、それを継続させる要素は、その革命の影響の深さや広さです。

イランのイスラム革命は、次の3つの重要な要素があると言われています。

一つ目は、イスラム革命の価値観の影響力が続いていること、

二つ目は、世界の大国の支援に頼らずに、真の独立を維持していること、

三つ目は、革命の道における前進が続いていること、です。

イランイスラム共和国

イスラム革命は、世界の多くの革命とは異なり、当初の理想や価値観だけに頼らず、さらなる動きによって、政治や社会の分野で権利を求める流れの象徴になりました。イランのイスラム革命の勝利により、国際関係における独占の追求が崩され、このモデルによって生まれた可能性により、イランは、テロ対策などの問題において、建設的な役割を果たすことになりました。

イスラム体制は、宗教的な価値観、世界の大国の一極主義的な政策の否定、各国の国民主権に基づいています。イランのシャムハーニー国家安全保障最高評議会書記は、テヘランの安全保障会議で次のように語っています。

「さまざまな宗教、民族、宗派が平等の市民権を有し、自国の領土の保全と安全保障に責任を持っているようなイランのイスラム体制のモデルは、成功例として、他の地域諸国で活用することができる」

イランのシャムハーニー国家安全保障最高評議会書記

これらの要素は、イランのイスラム革命のソフトパワーを示しており、それは圧制下にある各国の人々の間で、覇権主義体制に対する抵抗の精神の強化につながっています。「文明の衝突」の著者で、政治的なイスラムを、イスラム革命から生まれたものだと考えるサミュエル・ハンチントン氏は、これについて次のように語っています。

「自分たちを西側のライバルと考えるイスラムは、アメリカの国際体制を脅かす存在である」

イスラム革命の勝利は、実際、重要な変化の下地となり、世界的な影響力を持つ新たな思想により、弱い立場の人々に対する覇権主義的な政策を問題に直面させただけでなく、彼らの公正の追求を強化しました。政治問題の専門家、ハーメダルハリーファ氏は次のように語っています。

「イランにおけるイスラム革命の勝利は、20世紀後半の大きな出来事のひとつである。イランのイスラム革命は、多くの国や国民に影響を及ぼし、独立と自由を求める多くの運動やグループに新たな機会を与えた」

チョムスキー氏

アメリカの言語哲学者、チョムスキー氏は、アメリカなどの西側諸国がイランに敵対し、陰謀を企てるのは、イランが西側の支配や植民地主義に屈することなく、独立しているためだとしています。

「イランが独立を続け、アメリカの覇権に屈しない限り、アメリカの敵対や反対は続くだろう」

こうした中、これらすべての敵対にも拘わらず、イランのイスラム革命は栄誉を保ち続けています。この革命は、イランに独立をもたらし、独立追求の本能を呼び覚まし、世界に示しました。そして、圧制下にある人々に解放のモデルを提示することができたのです。


  • イランのローハーニー大統領
    イランのローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、「アメリカ政府がイラン政府に圧力をかけるのであれば、イランは断固、アメリカに対抗する」と強調しました。

ローハーニー大統領は、6日火曜、記者会見で、「対イラン制裁を復活させる」としたアメリカのトランプ大統領の発言に触れ、「アメリカは常に、制裁や圧力によって、イランの政府と国民に問題を作り出そうとしているが、イランと世界の国々との関係は、いつにも増して良好になり、拡大している」と語りました。

ローハーニー大統領は、“アメリカが核合意を破った場合、イランはどうするか”との質問に対し、「イランは原則に基づき、核合意の最初の違反者にはならないが、同時にイラン政府は、アメリカの核合意離脱に対し、必要な予測を立て、対応を取っている」と語りました。

また、核合意は国際的な合意であり、国連安保理もそれを認めていると強調し、「核合意には修正は加えられない」と語りました。

さらに、西側が核合意やイランのミサイル能力の抑制に関する協議を主張していることについて、「イランは防衛力の分野で必要なものを確保する。同時にイランは、他国の人々を殺害するための武器やミサイルの確保を、道徳やイスラム法に反する行為と見なしている」と語りました。

ローハーニー大統領は、シリアにおけるトルコの軍事作戦の開始についても、「軍隊が他国に入るには、その国の政府や国民の了承を得るべきであり、国民の了承がなければ、その作戦は終わらせるべきだ。トルコによるシリアでの軍事作戦は、決して実を結ばないだろう」と述べました。

また、アメリカのシリア駐留を非難し、「アメリカは、シリア駐留に関して誤った目的を持っており、この国を分割しようとしている」と述べました。

イランのローハーニー大統領が、「アメリカ政府がイラン政府に圧力をかけるのであれば、イランは断固、アメリカに対抗する」と強調しました。

さらに、アフガニスタン危機に触れ、アフガニスタン政府のテロ対策を支援するイランの用意を表明し、「アメリカ軍のアフガニスタン駐留は、この国の治安を確保するという主張によって行われたが、アフガニスタンの治安は、日々、悪化している」と語りました。

ローハーニー大統領は、地域問題は政治的な方法によって解決すべきだとし、「地域におけるイランの目的は、テロ対策、治安の確立、外国政府の干渉の拒否、地域の人々の主権の尊重にある」と語りました。

さらに、シオニスト政権とアラブ諸国の関係の正常化の流れについて、「時の経過と共に、現在、サウジアラビアを支配する人々は、彼らが選んだ道が誤っていること、結果を得ることはないことを理解するだろう」と述べました。

また、「地域でシオニストの政権を地域諸国の友人と見なす人がいれば、それは完全に誤っている。なぜならこの政権は、地域の人々、すべてのイスラム教徒に敵対しているからだ」と強調しました。






  • トランプ大統領の核合意修正の主張に対するイランの回答
    トランプ大統領の核合意修正の主張に対するイランの回答

イランのローハーニー大統領が、国内外のメディアの記者会見で、地域・国際問題に関するイランの立場を説明し、核合意について、「核合意は、一文たりとも加えられたり、削除されたりしない」と語りました。

ローハーニー大統領は、6日火曜夕方、この記者会見で、「アメリカのトランプ大統領は、核合意が修正されなければ、イランに対する核関連のアメリカの制裁を復活し、この合意から離脱する」と発言しているが、そうなった場合、イランはどのような決断を下すか、との読売新聞の記者の質問に対し、「イランが核合意の最初の違反者になることはない。核合意は、一文たりとも、加えられたり、削除されたりしない」と語りました。ローハーニー大統領はこれについて、「イランの核合意における利益が確保される限り、この合意に留まる。核合意の離脱か残留かのアメリカの決定が、イランの決定に影響を及ぼすことはない」と強調しました。

ローハーニー大統領は、トランプ政権が、イランのミサイル能力の抑制や核合意に関する再協議を主張していることについてのアメリカ・NBCテレビの質問に対し、「アメリカや一部の国々は大量破壊兵器や、それ以上に破壊的な兵器を追求しているが、イランはそのような兵器を追求していない。ただし、通常兵器に関しては、イランは自国の防衛に必要なものを確保する。これに関して、誰かと協議することはない」と強調しました。

ローハーニー大統領

トランプ大統領は、1月12日、イランの核関連の制裁停止を延長しました。これは3度目となりますが、核合意の一部の内容の変更、イランの軍事施設の査察、イランのミサイル能力の縮小などを、アメリカの核合意残留のための条件として挙げ、「議会とヨーロッパがこれらの条件を実現しなければ、次回の期限が来た際には、制裁の停止を延長せず、核合意から離脱する」と語りました。トランプ大統領は、選挙戦で、核合意に敵対を示し、「大統領に就任したら、核合意を破る」と強調していました。イランは、このようなトランプ大統領の立場に対して強い警告を与え、「トランプ大統領が核合意を破れば、イランはそれを燃やす」と強調しました。

アメリカのトランプ政権に対するイランの断固とした立場は、トランプ大統領や政府関係者を当惑させており、現在、トランプ政権の発足から1年が経過する中で、彼らは核合意を修正することができていません。

トランプ大統領は、核合意を口実にしたり、無意味な発言を行ったりすることで、イランの地域における外交政策を変更させようとしています。しかし、トランプ政権がそれに成功することはなく、現在の状況から後退することになるでしょう。イランは、地域の有力な国であり、地域の関係において大きな役割を果たしています。そして、核合意を巡る騒動やイランのミサイル能力を脅威に見せようとする努力によって、トランプ大統領とサウジアラビアやシオニスト政権イスラエルの彼の支持者たちが、その目的を果たすことはありません。イランの地域における地位は、無意味な騒動による、トランプ大統領の発言やシオニストロビーの影響を受けるようなものではありません。イランの地域における力は、国民の支持と独立を支えにしたものであり、このような力が、地域にも影響を及ぼしています。

核合意の見直しと、それに添えられたイランのミサイル能力を脅威とする主張によるアメリカの口実探し、そしてそれへの一部西側諸国の同調は、まったく無意味なものです。イランの通常の防衛力とミサイル能力は協議できる問題ではありません。イラン政府は、トランプ大統領とその支持者たちの政治ゲームにとらわれることはないのです。


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by hiroseto2004 | 2018-02-07 20:18 | 国際情勢 | Trackback