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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

イラン・イスラム革命39年に寄せて 安倍ジャパンの轍は踏まないで欲しい

明日2月11日は、イラン・イスラム革命から39年になります。
アメリカ=西側でもソビエト=東側でもない、「独自」の立場でイランの民衆が起こした革命は
世界に衝撃を与えました。
革命以降、イランは東西両方から目の敵にされ、国際的な孤立をしばらく強いられました。
さらにアメリカのブッシュ政権には「悪の枢軸」呼ばわりされた時期もあります。
また、帝政時代に比べて女性の人権などで後退したという評価もできます。
しかし、紆余曲折を経て、ロウハーニー大統領は、核合意で制裁解除を獲得。
内政面でもリベラルな改革を進めています。
他方で、保守派勢力による利権の独占も背景に国民の不満は経済面では強いのも事実です。
昨年末からは抗議デモが起き、一時暴動にもなりました。
ただ、イランの若者にも考えていただきたいことがある。
不満の勢い余って、改革派のロウハーニー政権を今、倒しても、おそらく、アフマディネジャド元大統領のような反動的な人たちが喜ぶだけである。
日本でも、民主党政権ができたものの、311後に、市民派が民主党打倒を叫んだり、格差に不満の若者が旧みんなの党や維新に流れたが
結局、自民党=安倍総理の復活とその後の暴走を後押ししただけになりました。
イランでもイラン版の安倍晋三=アフマディネジャドが復活でもしたら目も当てられません。
もちろん、ロウハーニー大統領におかれても、格差に是正にももっと取り組んでいただくこと、その事が改革を加速する好循環を生むと思います。日本の民主党の轍は踏まないで頂きたいのです。

一人の外国人として、あれこれ言うのも僭越なのは承知の上で、反面教師としての日本の例を申し上げました。



by hiroseto2004 | 2018-02-10 05:54 | 国際情勢 | Trackback