「衰退する国とはどういうものか」を学べる政治学のフィールドとして売り出すのも「あり」かもしれない
2018年 02月 12日
「衰退する国とはどういうものか」を学べる政治学のフィールドとして日本を売り出すのも「あり」かもしれない
キプロスという島国は南北に事実上分断されている。
トルコが事実上占領している北キプロスでは産業がほとんどないが、大学産業だけは伸びている。その理由は、政治学のフィールドワークに適しているから。南北の分断の現場を間近で見ることが出来るから。こういう国の売り出し方もあるのだと思った。
「近年では教育産業が意外な発展を遂げている。欧州・アフリカ・中東のいずれからも近く、強大なトルコ軍の支援があるため治安がよい。また欧州よりも生活費が安く、英語で授業を受けることができる。この地域特有の理由としてグリーンラインなど国家分断の現実を目の当たりに出来る事から、政治家や外交官を目指して政治学や国際関係学を志す学生に「魅力的」な環境という。ほかに目立った産業がないこともあって、北キプロスでは2009年の歳入の1割以上が大学関連収入となっている[3]。」(WIKIPEDIA 北キプロス・トルコ共和国)
しかし、日本も諦めなくて良い。かつての世界第二位の経済大国が、いまや、世界の主要国でも唯一、1人あたりGDPが殆ど伸びない国になった。
人口減少は外国でも例はあるが、「1人あたりGDPが伸びていない」というのはかなり異常である。
就職率が良いと言うが、単純に人口が減っただけだから。
どうしてこんなことになってしまったのか?
「日本の衰退に学び、自分たちの国がそうならないようにするにはどうすれば良いかを研究しに来ませんか?」
という売り込みで政治学者や政治家をめざす世界の若者を留学生として呼び込むのはどうだろうか?