依然として、ロヒンギャへの攻撃、深刻
2018年 02月 24日
依然として、ロヒンギャへの攻撃も深刻です。
ミャンマーで、ロヒンギャ族のイスラム教徒の民家の破壊が継続
国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチが、「航空衛星写真から、ミャンマー西部ラカイン州において、政府軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒の住居の破壊が継続されていることが判明している」と語りました。
イルナー通信が23日金曜、報じたところによりますと、ヒューマンライツ・ウォッチの報告では、「最近、この組織が検討分析した航空衛星写真は、今月9日から13日までの期間に、ラカイン州北部にあるロヒンギャ族の住む2つの村が破壊され、それが継続していることを示している」とされています。
また、この国際人権団体は国連総会と安保理に対し、早急に自らの権限を行使して、ロヒンギャ族のイスラム教徒の村の破壊を停止させるよう求めました。
ヒューマンライツ・ウォッチによれば、ミャンマー軍は昨年末からラカイン州北部にある少なくとも55の村を破壊し、それらの多くに放火したとされています。
グランディ国連難民高等弁務官も、「複数の証拠資料から、ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒が惨憺たる状態に置かれており、毎日、彼らのうち数十人ずつがバングラデシュとの国境地帯に入っていることが明らかになっている」と語りました。
国連は、ミャンマー軍がラカイン州で民族浄化を行っているとして非難しています。
昨年8月25日から、ラカイン州でのロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍と過激派仏教徒の犯罪行為が開始されており、これにより現在までに多数が死傷したほか、数十万人が難民化しています。
by hiroseto2004
| 2018-02-24 20:26
| 国際情勢
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