全米各地で、労働者による反大統領デモが実施
2018年 02月 25日
相変わらず、イランに因縁をつけているトランプ大統領。しかし、足元に火が付いてきました。
全米各地で、労働者による反大統領デモが実施されました。
全米各地で、労働者による反大統領デモが実施
ニューヨークを初めとするアメリカの各都市で、トランプ大統領の政策に抗議する数千人規模のデモが行われました。
プレスTVによりますと、クオモ・ニューヨーク州知事は24日月曜、抗議者らを前に演説し、「連邦政府は、労働者の敵である」と語っています。
クオモ知事はまた、「アメリカ全域で、労働者がターゲットにされており、トランプ大統領は選挙運動中に労働者への支援を主張することで、多くのアメリカ人を欺いた」と述べました。
さらに、デブラシオ・ニューヨーク市長も労働者らに対し、「ワシントンDCにおいて、トランプ大統領とこれに従う大富豪の閣僚たちが、労働者であるあなた方の権利を喪失させようとしている」としています。
民権活動家によりますと、アメリカ全域でこのような抗議デモが発生している最大の要因は、労働者の社会における混乱とされています。
これまで長年にわたり、アメリカの労働者は差別や不公正に直面しており、常に労働基準法や賃金法が遵守されないことから、抗議デモを実施してきました。
アメリカの労働者が結成する組織や連合は、トランプ大統領の行動や政策を、富裕層を支持し、貧困層に弊害を与えるものとみなしています。
アメリカ大統領、「核合意は悲劇だ」を繰り返す
アメリカのトランプ大統領が、反イランの立場を取り続ける中で、核合意を悲劇だとしました。
CNNによりますと、トランプ大統領は、23日金曜、アメリカの保守派による委員会の会合で、「イランとの核合意は悲劇的で、アメリカのケリー前国務長官は、最悪の協議を行った」としました。
また、「イランとの一方的な核合意を認めない」としました。
IAEA国際原子力機関は、22日木曜、新たな報告の中で、これまで同様に、イランの核合意遵守を認めました。
トランプ大統領は、再び、メディアを攻撃し、詐欺団体だとしました。
さらに、気候変動に関するパリ協定を離脱した政府の立場を支持し、この合意は悲劇的だったとしました。
アメリカの経済的問題の増加に関する、アメリカ政府の統計とは逆に、トランプ大統領は自身の行動を支持し、経済的状況は改善していると主張しています。