イラン外相、「アメリカとイギリスは、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の犯罪行為に加担している」
2018年 02月 28日
世界第四位の軍事大国・サウジアラビアへの武器売却利権は、英米仏にとっては「あーあー聞こえない」にしたい問題です。そのために、イラン批判にすり替えています。
なお、イエメンでは、最近では、サウジ系とアラブ首長国連邦系の勢力の内ゲバも発生しています。
イラン外相、「アメリカとイギリスは、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の犯罪行為に加担している」
イランのザリーフ外務大臣が、「アメリカとイギリスは、イエメンでのサウジアラビアとアラブ首長国連邦の犯罪行為に加担している」と語りました。
26日月曜夜、イギリスは、イエメン危機を作り出したサウジアラビアとアラブ首長国連邦の役割に触れることなく、この危機におけるイランの役割に懸念を示す決議案を、国連安保理に提出しました。
ロシアとそのほかの3カ国は、この決議案は一方的で、イランへの圧力行使のために作成されており、イエメンの衝突におけるイランの役割に関して証拠はないと強調し、この決議案に反対しました。
このイギリスの決議案は、ロシアの拒否権行使により、却下されました。
ザリーフ外相は27日火曜夜、ツイッターで、国連安保理にて反イランの決議を採択しようとするアメリカとイギリスの努力の失敗に触れ、「イエメン危機を終わらせる唯一の方法とは、対話と挙国一致政府の樹立だ」と強調しました。
また、アメリカとイギリスによるこのおろかな努力は、イエメンでのサウジアラビアとアラブ首長国連邦の戦争犯罪に加担していることを隠すためのものだとしました。
さらに、「イエメン危機の開始から、イランは停戦、人道支援、対話、挙国一致政府の確立を求めており、現在もこのアプローチは、唯一のイエメン危機の解決法だ」としました。
by hiroseto2004
| 2018-02-28 18:59
| 国際情勢
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