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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

政治面では封建時代、経済政策面では昔のIMFの亡霊、外交面では50~60年前にバックラッシュの安倍ジャパン

ガバナンス面では封建時代、経済政策面では昔のIMFの亡霊、外交面では50~60年前にバックラッシュの安倍ジャパン

乱暴な言い方をすれば以下のようなことが言える、
ガバナンス面では、
ゴロツキが横車を押せる田舎政治(封建時代)→中央集権的な開発独裁・官僚政治(明治以降の日本の主流、大日本帝国憲法)→近代立憲主義政治(日本国憲法、市民や立憲野党共闘が当面の目標とする段階)→ポストモダンの参加民主主義(?)という形で進歩していくものだ。

安倍ジャパンとは、最初のゴロツキが横車を押せる田舎政治(封建時代)に戻してしまった。

経済政策面で言えば、麻生太郎さんは水道民営化の急先鋒である。実を言うと、これは昔のIMFの亡霊である。
IMFは昔は、ワシントン・コンセンサスと言って新自由主義の急先鋒だった。しかし、現在では、IMFのトップは反独占法・労働法の女性弁護士で、富裕層への課税再強化による再分配を主張している。麻生さんらは、「昔のIMF」の亡霊である。

外交面で言えば、安倍ジャパンというのはそれこそ、50年~60年前の「東側対西側」の「素朴な冷戦構造」の時代の感覚の外交である。
それを前提に、朝鮮の脅威を煽って求心力を高めるのが十八番だったし、「対中包囲網」もそうだろう。

しかし、そうした冷戦構造は過去のものだ。1960年代にはいわゆる「デタント」、さらには1970年代には、中ソ対立や米中和解があった。そして、1970年代末以降は、イランやアフガンでのイスラム勢力の勃興などもあり、情勢はかなり複雑化していたのだ。

さらに、冷戦崩壊後はつかのまのアメリカ一強時代があった。アメリカは調子ぶっこいてクリントン時代にはグローバリズムの押しつけを進めた。そしてブッシュ時代には9.11テロを奇貨としてアフガン・イラク戦争を起こしていく。

しかし、2008年のリーマンショック以降はアメリカの地位が低下し、世界は多極化してきている。
さらに、現代はNGOや自治体も外交主体として活躍する時代である。

そうした時代に、一周、二周遅れどころか、三周、四周遅れの「冷戦」モデルに固執する安倍外交が「敗北」したのも当たり前であった。

安倍総理を持ち上げる勢力のことをジェンダー的には「バックラッシュ」勢力と呼ぶ。
21世紀に入ってから、こうした勢力は男女共同参画への攻撃を続けてきた。

そうしたバックラッシュ勢力が天下を取ってしまった結果が、ごらんのような有り様である。

政治(ガバナンス)面では、官僚政治よりも酷い「ゴロツキが横車を押すために官僚を私物化する」田舎政治ないし
封建政治にバックラッシュ。
経済政策面では、大昔のIMFが進めていたような新自由主義へバックラッシュ。
外交面では、西側対東側の単純な図式をそのまま朝鮮半島情勢や対中外交に当てはめた【冷戦思考】への
バックラッシュ。
安倍晋三さん、麻生太郎さんと彼らを持ち上げてきた方々の責任は極めて重い。
ジェンダー面だけでなく、ガバナンス、経済、外交、全てをバックラッシュさせてしまったのだ。

by hiroseto2004 | 2018-03-13 20:05 | 安倍ジャパン | Trackback