ヨーロッパ外交官、「アメリカ大統領の核合意残留の望みは薄い」
2018年 04月 02日
対イラン外交は、アメリカの孤立化が最も進みそうな分野です。

トランプ大統領
合意破棄慎重派のティラーソンをトランプは斬っていますので、
対イランでは緊張が高まる危険があります。
イランはイランでうまく、アメリカ以外と幅広くつきあってかわしていますが。
ヨーロッパ外交官、「アメリカ大統領の核合意残留の望みは薄い」
核合意
ヨーロッパのある上級外交官が、「ヨーロッパは、アメリカのトランプ大統領が核合意に残留する望みは薄いと見ている」と語りました。
この外交官は匿名で、イギリスの新聞ガーディアンの取材に応じ、「トランプ大統領は、核合意の破棄という選挙公約を実行するだろう」と述べました。
トランプ大統領は、来月12日にイランの核合意遵守と、核関連の制裁停止の延長を承認することになっていますが、核合意が修正されない場合、アメリカは核合意から離脱するだろうと語っています。
トランプ大統領が要求しているのは、イランのすべての軍事施設の視察と、同国のミサイル防衛計画の制限などです。

イランの政府関係者は、これまでに何度もこれに反対しており、核合意の内容にはわずかな変更も加えられないしています。
イギリスのメイ首相とドイツのメルケル首相は先月28日、電話会談した際に、核合意の維持の重要性を強調しました。
また、先月22日にもイギリス、ドイツ、フランスの首脳が、ベルギー・ブリュッセルでのEU首脳会合の傍ら会談し、この3カ国の核合意遵守を強調しています。
by hiroseto2004
| 2018-04-02 20:19
| 国際情勢
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