トランプの気まぐれに石油市場も振り回される
2018年 04月 10日
ロイター通信、「石油市場が、米大統領の挑発行為を懸念」

OPEC石油輸出国機構
ロイター通信が、「原油価格が9日月曜朝上昇したが、石油市場はアメリカと中国の貿易戦争やシリアにおける空軍基地へのミサイル攻撃に苛立ち、これを懸念している」と報じました。
イルナー通信によりますと、ロイター通信は9日、原油の値上がりの理由として、原油需要の高まりと、OPEC石油輸出国機構及び、ロシアなどOPEC外の一部の産油国による産油量の削減を指摘しています。
アメリカの石油企業は先週、11箇所で原油掘削装置を増やしてこれを808箇所としましたが、これは2015年以来最多となっています。
日経市場におけるアメリカ産軽油ウェストテキサス・インターミディエイトの価格は、6日金曜に比べて28セント上昇し、9日の午前3時55分現在で1バレル62ドル34セントとなっています。
また、ロンドン市場では北海ブレントも32セント値上がりし、1バレル67ドル43セントで取引されました。
今月6日、アメリカのトランプ大統領が中国からの輸入品に対し、新たに関税を賦課し、これにより投資家の間でアメリカと中国の貿易戦争の激化の際の世界の経済成長の弱体化に関する懸念が広まったことから、原油価格が値下がりしています。
OPECは、オーストリア・ウィーンにおける2016年11月30日の正式会合で、原油価格の上昇を目的に、2008年以来の産油枠の引き下げと、市場への過剰供給の削減を実施しました。
また、ロシアやその他の産油国も2016年末にOPECによる産油枠引き下げ合意に同意しています。
この合意により、その署名国は1日あたりの産油量全体を8100万バレル削減することになりました。
この合意は、今年末まで有効とされています。



