F35B緊急着陸に関する要請文 岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会
2018年 04月 26日
4月24日に米軍のF35が自衛隊基地に緊急着陸するという事件がありました。
外務大臣 河野 太郎 様
防衛大臣 小野寺 五典 様
2018年4月25日
岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会
共同代表 池上 忍 菊間みどり
坂本千尋吉田正裕
要 請 書
昨日(4月24日)午前11時ごろ、米軍岩国基地(岩国市)に所属する海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35B1機が、航空自衛隊築城基地(福岡県築上町)に緊急着陸した。
同機が在日米軍基地以外に着陸したのは初めてという。しかし今月18日には、熊本空港(熊本県益城町)に普天間基地(沖縄県)配備の米海兵隊UH1Y汎用ヘリとAH1Z攻撃ヘリが緊急着陸したばかりで、海兵隊機の不具合が相次いでいる。しかも、F35Bの安全性は未だ確認できていないばかりか、近年相次ぐ海兵隊機の事故、一昨年10月の同機種の重大事故などを考慮すれば、これは国民の安全を脅かす危険な航空機であると断ぜざるを得ない。
私たちは、F35Bの岩国基地配備撤回を求めていた。にもかかわらず訓練空域の自治体(広島県・廿日市市・安芸太田町・北広島町・三次市)や住民に直接説明する機会を持つこともなく、配備された。これは生命、健康、財産と平穏な市民生活を守るという本来の日本政府が取るべく対応とはまったく異なるものである。そして、米海軍は2021年以降、海軍仕様のF35Cの岩国配備も計画している。
このような日米両政府の屈辱的態度に、私たちは厳しく抗議するとともに、F35全機の飛行停止及び原因究明とともに、国外への全面撤去を求めるよう強く要請する。
以上