佐川前理財局長の国会虚偽答弁は43回
2018年 05月 29日
そして、大問題なのは、佐川さんにそうさせた人物です。
そう、安倍昭恵さんであり、夫の晋三さんですよ。
佐川前理財局長の国会虚偽答弁は43回
参議院予算委員会の午前中の集中審議で、参議院の郷原悟事務総長は、森友学園との交渉記録について財務省の佐川前理財局長が「廃棄した」とか「記録が残っていない」と国会で答弁をした回数が、去年2月以降、合わせて43回に上っていたことを明らかにし、麻生副総理兼財務大臣も同様の答弁を合わせて11回していたと説明しました。
これについて、太田理財局長は虚偽の答弁だったことを認め、「事実と異なることを答弁しておりました。誠に申し訳ありません」と陳謝しました。
このほか、先週、財務省が公表した交渉記録には、平成26年3月に近畿財務局の担当者が大阪府の担当者から、学園が新設予定だった小学校の校名について『安倍晋三記念小学校』と説明されていたことが記されていましたが、佐川氏は去年3月、「近畿財務局としては、安倍晋三記念小学校の話については全く承知していない」と答弁していました。
また、佐川氏は、学園側との事前の価格交渉を一貫して否定していましたが、おととし5月18日の交渉記録には、学園の籠池前理事長が「訴訟をしませんよといった条件で土地を買受けるのであれば、金額は限りなくゼロに近いものであるべき」と述べたのに対し、翌日、近畿財務局の担当者が「まずは提示させていただく金額を確認したうえでご判断お願いします」とか「損害賠償請求を行わない契約書案に合意することを前提として価格折衝を行いたい」などと答えたことが記されています。
これについて、太田理財局長は、小学校名や事前の価格提示に関する佐川氏の答弁についても虚偽だったことを認めたうえで、「決裁文書の書き換えを行ったあとに合わせて、そういうことを行っていた。誰の指示だったかなどは、今まさに調査をしているので、調査結果を速やかに報告したい」と述べました。
「4月28日の記録は見つかっていない」
しかし、財務省が公表した学園との交渉記録に、この4月28日の記録は含まれていませんでした。
これについて、衆議院予算委員会の集中審議で、自民党の議員が「4月28日など学園との打ち合わせがあったことが明らかになっている日の交渉記録が欠けている。今回提出されたものが本当にすべてなのか」とただしました。
これに対して、麻生副総理兼財務大臣は「調査すればまだ出てくるのかもしれないが、捜査当局の協力も頂いたうえで、私どもが見つけることができたものすべてを提出させていただいた。4月28日の記録は今までの段階では全く見つかっていない」と述べました。