ミッシング・ワーカーを生んだ過剰な世代間対立論が悔やまれる
2018年 06月 04日
一昨日のNHKスペシャル「ミッシング・ワーカー」。
親の介護などを契機に労働市場から消えた40代、50代の人たち。
正直、悔やまれるの過剰な世代間対立論である。
世代間対立論は、主に我々団塊ジュニアにウケた。
「高齢者をぶっ叩けば我々が楽になる」
論である。
しかし、実際には介護サービスを親が受けやすければ子どもも助かる。介護離職なんてせずにすむだろう。
我々団塊ジュニア世代(就職氷河期世代)の間にも「高齢者をぶっ叩けば我々が楽になる」的な近視眼的思考がややもすれば広がり、結果として安倍ジャパンによる社会保障カットを後押しした面もある。
その結果として、介護離職リスクの増大という形で自分たちの首を絞めている。
もちろん、もっとも問題なのは社会保障カットを進めてきた政府・財務省であるのだが。
by hiroseto2004
| 2018-06-04 07:02
| 役人からヘルパーへ
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