働き方改悪法、参院本会議で成立 本社抗議の街宣
2018年 06月 29日
安倍うそまみれ「働き方改革」関連法が本日29日の参院本会議で可決成立してしまい
ました。改めて満身の怒りをこめて抗議します。
この日はTPP関連法も強行成立してしまいました。
×「全ての人が能力を発揮できる柔軟な仕組み」
○「労働者のニーズではない」(26日、自白)
×「長時間労働を是正」
○「長時間労働の定義をなくして働かせ放題」
×「非正規という言葉を一掃する」
○「非正規に合わせて正規も引き下げる」
本社社主は朝の古市橋駅前、大町駅前に続き、安佐南区安東駅前で抗議の街宣を実施しました。
広島瀬戸内新聞(さとうしゅういち)は、6月29日参院本会議で残業代踏み倒し・過労死合法化=を含む働かせ方改悪関連法案が強行可決されたことに抗議し、29日夕方広島市安佐南区安田女子大前=安東駅前で街頭演説を実施しました。
高プロについて、
「安倍総理も26日の審議で労働者のニーズではないと自白した。嘘を認めたなら撤回するのが筋だが、そのまま押し通そうとしている。安倍総理は道徳教育がお好きだが、彼に道徳を語る資格はない」
と切り捨てました。
その上で
「高プロは、今の学校の先生の働き方を広げるものだ。学校の先生の働き方は、ようやく改善の方向だが、安倍総理はあべこべに学校の先生のひどい働き方を広げようとしている。」
と改めて抗議。
さらに
「この20数年間、経団連と自民党は正社員は残業代がもらえないでこき使われるように、非正社員は安くいつでも使い捨てされるよう法律の改悪を繰り返してきた。」
「その結果、実質賃金は先進国でも日本は伸び悩み、結婚や子育てに希望を持てない人も増えた。少子化も加速し、日本は優秀な外国人労働者にも敬遠されている。」
と指摘。
「そうした自民党の失政の責任を取らずに、二階幹事長は、『子供を持たないのが幸せというのは身勝手だ』などと言っている。
責任を国民に押し付け、さらに、高プロで特攻隊のようなただ働きをさせ、労働力不足を埋めようとしている。」
「安倍総理、二階幹事長、加藤厚労大臣ら、責任を取らずに、国民に尻拭いをさせる方々にはご退場いただかないといけない。」
「政権交代を実現し、高プロはもちろん、学生の皆さんがお生まれになったころ以来ずっと続いていた過去二十年間の働くルールの破壊も含めて撤回させよう」
などと力をこめました。
働き方改革関連法が参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立したことを受け、安倍晋三首相は29日、「70年ぶりの大改革だ。長時間労働を是正し、非正規という言葉を一掃していく」と首相官邸で記者団に語った。
首相の発言は、長時間労働を抑制するため、成立した法律が残業時間の罰則付き上限規制を設けたことを念頭に置いたものだが、野党が過労死を招きかねないと批判し続けた「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」も2019年4月から導入される。
この制度をめぐっては、年収1075万円以上の一部専門職について労働時間に関する保護から外されることから、働き過ぎにつながる懸念が繰り返し指摘された。首相は記者団に「国会で様々なご議論があったことを受け止めながら改革を進めていきたい」とも述べた。