まだ、災害は現在進行形です。ため池の決壊や土砂災害のおそれもまだ残っています。
なんと、熊本大震災の犠牲者も上回る可能性が強まりました。
いきなりやってくる地震(緊急速報はあるにせよ)とある程度予測が付く
水害の違いを勘案すれば、今回の災害のすさまじさが分かります。
NHKが各地の警察や消防を取材してまとめたところ、今回の記録的な豪雨で、これまでに全国で175人が死亡し、88人の安否が不明となっています。
死者175人
広島県では呉市で17人、広島市で14人、東広島市で12人、三原市で8人、坂町で5人、熊野町で5人、竹原市で4人、福山市で2人、海田町で1人、尾道市で1人、府中市で1人、安芸高田市で1人が死亡していて、今回の記録的な豪雨で広島県内で死亡した人は、合わせて67人に上っています。
岡山県では、倉敷市が最も多く50人で、このうち49人が広範囲が浸水した真備町です。このほか、総社市で3人、笠岡市で3人、井原市で1人の合わせて57人が死亡しました。
愛媛県では、宇和島市で11人、西予市で5人、大洲市で4人、松山市で4人、今治市で2人の合わせて26人が死亡しました。
さらに、京都府では綾部市で3人、舞鶴市で1人、亀岡市で1人の合わせて5人、山口県では岩国市で2人、周南市で1人の合わせて3人、福岡県では北九州市で2人、筑紫野市で1人の合わせて3人、兵庫県では宍粟市で1人、猪名川町で1人の合わせて2人、鹿児島県では鹿児島市で2人、高知県では香南市で1人、大月町で1人の合わせて2人、佐賀県では伊万里市で1人、大和町で1人の合わせて2人、岐阜県では関市で1人、滋賀県では高島市で1人が死亡しました。
また、広島県東広島市では、避難所にいた80代の女性が病院に搬送されたあと死亡していて、市が今回の災害との関連について調べています。
安否不明88人
このほか、岡山県が最も多くで43人で、このうち38人が倉敷市真備町です。
このほか、広島県で38人、愛媛県で2人、高知県で1人、京都府で1人、佐賀県で1人、奈良県で1人、大阪府で1人の安否が不明となっています。