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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

【備忘録】立憲主義と民主主義【思想・哲学】

【備忘録】立憲主義と民主主義【思想・哲学】

 政党や政治家の思想を考える際、立憲主義⇔民主主義という座標軸の取り方もある。前者は、憲法を重視、後者は民意を重視ということだろう。前者が「保守」的、後者が「革新的」という言い方も出来る。

 かつての民主党は民主主義の要素が強かった。「政治主導」により、官僚政治の旧弊を一掃するというのが大義名分であった。

民主党がひとたび政権を取ると、官僚はその脚を引っ張る。
そして、民主党政権は倒れ、安倍晋三率いる自民党政権に戻る。

だが、その安倍政権で、「政治主導」というかつての民主党が掲げた「民主主義的」な仕組みが完成する。だが、それを、安倍自民党は悪用する。その結果が昨年から日本を揺るがしている官僚による「忖度」である。

かつて民主党を構成していた人たちは、逆に「立憲主義」を前面に押し出すようになった。これは「保守的」な思想とも言える。安倍ジャパンというのは逆に言えば「革新右翼」とも言える。

ちなみに、日本共産党や社民党系の人たちは、基本的にずっと「憲法を生かし」という言い方をしてきたので一貫して「立憲主義」(保守的)だったとも言える。

哲学的な立場の入れ替わりは民主党系と自民党系の間で起きたといえる。 


by hiroseto2004 | 2018-09-01 12:08 | 思想・哲学 | Trackback